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AKIBA’s GATE 声優養成所/新人声優特集
連載第3回(後編)
マウスプロモーション附属俳優養成所/
井上雄貴さん・田中貴子さん

– ただでさえ所属の方も多いところに、養成所生の人生まで背負えない。

マネージャー1 – そうなんですよね。やっぱり所属してからが本番かなっていうのはあります。

僕がマウスに入社したばかりの頃は、養成所によく行ってましたけど、最近はあまり肩入れしないようにしてます。
ただ、僕が最初の代の役者は覚えていて、役者で言うと古木のぞみ、木島隆一あたり。
古木がちょうど1年生か2年生だった代ですね。

でも、肩入れできないっていうか、すると後々自分がしんどくなっちゃうんですよ。

マネージャー2 – 僕も、井上くんたちの30期は、全員顔と名前と声を覚えたんですよ。
だから、スタジオ授業とかで顔が見えないところに居ても、今誰が喋っているかっていうのは声だけでわかります。

でも、今の1年生で覚えているのは一桁くらいです。
そんな僕でも覚えるようなラインを超えて来てくれる子がいたら、ちゃんとその子を見ますし、どんどんマネージャーにも推します。

マネージャー1 – 彼は推してきますよ。

僕たちはやっぱり養成所生の全容は知らないんですよ。
だからその担当に、「養成所でこういった子いない?」って聴いたら挙げてきます。

そこで推してくる、特定の何人かはいたりするので。

井上 – でもそれは今も一緒だと思っていて、マネージャーさんがオーディションとかお仕事振ってくださるのに、検索順位を常に上げる努力はしていかなきゃいけない訳じゃないですか。
結局はずっと同じだなって思いますよね。

手札に常に入れるようにする努力は必要だなっていうのは、やっぱり思います。
手札から無くなって、山札に隠れちゃったらチャンスはなくなりますからね。

マネージャー2 – 声に特化した仕事な訳で、覚えてもらうっていうのが大前提、人前で何かやるのを恥ずかしがっちゃダメですね。

なるべくオープンにして、「あの子頭おかしいんじゃないかな」って思われるくらい出していった方が、記憶には残りますからね。

マネージャー1 – 全部を武器に考えられるのは良いかもしれないですね。

芝居もそうですけど、性格だったり容姿だったり、特技だったり、そういったものをすべて特技に変換できる子の方が、やりやすいです。

やっぱり中の人が表に出るのが当たり前の状況になったからこそ、色んな特技を持ったりとか、容姿を綺麗にしたりとか、あとは性格とか……。

– ん? 田中さんどうしたんですか? そんな髪をかき分けて。

田中 – あっ…あの、容姿をアピール……。

マネージャー1 – こんな性格の奴もいますけど(笑)……そこら辺かなと思いますね。

それを自分の中で理解してやっていこうかって発想につながる頭を持った方がやりやすいというか、理解していた方がこちらも動きやすいかもしれないですね。
こんな形で売りに出そうって考えた時に、本人の考えも一致していないと、足並み揃わなくなりますし。

喋りがうまい子だったらラジオとかニコ生とか色んなメディアに出しますし、演技がうまい子はモブとか細かなところに入れて行ったりしますね。

わかりやすいのは、ウチの中村桜だったらミリタリーに関して知識が凄いですから、関連した仕事もありますし。
ああいうのは、単純に本人が好きでないとどうしようもならないですから。

 

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– そういった、趣味で強く押し出せるものありますか?
井上:僕は楽器以外ですとバイクですかね。

 

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マネージャー1:僕は特に「全部が可能性の問題だ」って授業で言いますね。
逆に、ふるいにかけられている状況を理解できたのであれば、何をして落とされるのか…

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