AKIBA’s GATE 声優養成所/新人声優特集
連載第4回(前編)
SAY YOU LAB/音羽 里奏さん
近年、声優を目指している人は30万人にものぼるとも言われており、声優人気はとどまることを知りません。それに伴い、声優を育成・養成するための機関も数多く存在し、それぞれにおいて特色があります。
そこでAKIBA’s GATEでは、各声優事務所付属の養成所にお伺いして、講師の方や実際に入所・卒業された方に、養成所の特長などについてインタビューさせていただいています。
特集連載第4回目の訪問先は、アミュレート(株式会社MAGES.)が運営するSAY YOU LAB。
声優でもあり同養成所の講師もされている真田アサミさんと、同養成所卒業生で現在はアミュレート所属の音羽里奏さん、そして株式会社MAGES.取締役の斉木隆さんにお話を伺いました。
今回のインタビューもボリュームたっぷりとなったので、前後編に分けてお届けします。
まず前編は、音羽さんの人となりにフォーカスを当てて、声優になろうと思ったきっかけや生徒時代のエピソードを聞くことができました。撮り下ろし写真とあわせてお楽しみください。
SAY YOU LABは、アミュレート(株式会社MAGES.)が開所した声優養成所。
「発声」や「滑舌」、「表現力・読解力強化」等の基礎的な内容から、「アニメアフレコ」や「外画アフレコ」といった実践的な 内容まで、演技に必要な、さまざまな授業を展開。
年2回の発表会や、オーディション対策授業なども行なっている。
– 音羽さん、真田さん、そして斉木さん、本日はよろしくお願いします。
……音羽さん、緊張されていますか?
音羽 – しています。
– 緊張しいなのは小さい頃からですか?
音羽 – 小さい頃は緊張という言葉を知らないくらい緊張しなかったんですが、中学生くらいから緊張するようになりました。
– この職業は緊張することばかりだと思うのですが、何故なってみようと思ったのですか?
音羽 – 少し話が逸れるのですが、3歳から音楽をやっていて、年に数回ステージや演奏会に立つ機会がありました。
子どもの頃は怖いもの知らずで何でも出来たのですが、段々緊張するようになっていき、次第にステージで何をしていたか記憶が無いくらい緊張するようになりました。
ただ、何百人を前にして演奏しているのに、私自身、何も覚えてないのはすごく勿体無いなと中学2年生くらいの時に思い、それからは緊張しつつもステージの上ではそれなりに理性を保ちつつ、楽しめるようになりました。
人前で自分を表現する仕事がしたいと思ったのはその頃からです。
– 人前で自分を表現する仕事というと、歌手やダンサーなどがある中で声優を選んだ理由は何だったのでしょうか?
音羽 – やっぱり一番はアニメ、ゲーム、マンガが大好きだったことです。
他にも色々考えたんですが、今後人生で、「歌しか歌えません」「舞台しかできません」「声優しかできません」となった時、私は声優が一番良いと思ったので、声優の勉強をしようと決心しました。
– どういった作品がお好きでしたか?
音羽 – 小さい頃は男の子が読むような漫画が好きで、『ワンピース』『犬夜叉』『テニスの王子様』『ガンダム』などを読んでいました。
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– ちなみに、真田さんがご出演されているアニメで好きなものはありますか?
音羽:『デ・ジ・キャラット』が大好きです。本当に失礼な話なですけど、当時は何も意識していなかったん…
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