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AKIBA’s GATE 声優養成所/新人声優特集
連載第2回(前編)
アプトプロ付属声優養成所/財満健太さん

AKIBA’s GATEでは日本のポップカルチャーを広く伝えるため、声優・役者をはじめとした方々に、当サイト独自のインタビューや取材を行なっています。

近年、声優を目指している人は30万人にものぼるとも言われており、声優人気はとどまることを知りません。それに伴い、声優を育成・養成するための機関も数多く存在し、それぞれにおいて特色があります。
そこでAKIBA’s GATEでは、各声優事務所付属の養成所にお伺いして、講師の方や実際に入所・卒業された方に、養成所の特長などについてインタビューさせていただくことになりました。

特集連載第2回目は、アプトプロ付属声優養成所の亀山俊樹さんと、同養成所卒業生で現在アプトプロ所属の財満健太さん。財満さんは『フューチャーカード バディファイト』や『城崎広告』、『プレカトゥスの天秤』などにご出演されている新人役者で、一方、亀山さんは『のんのんびより』や『ひだまりスケッチ』など人気作を多数手がけるベテランの音響監督。

お二人のトークは弾む一方で、インタビューも長時間に渡ったため、今回の連載は前後編に分かれています。まず前編は、財満さんが声優になろうと思ったきっかけや、声優デビューしてからのお話を中心にお伺いしました。さてどのような話が展開されるのでしょうか──。

アプトプロ付属声優養成所は、音響監督・亀山俊樹さんが立ち上げた養成所。
プロダクションに直結した養成所で、声の仕事をしたいという夢を大切にしている方々に向けて、ノウハウと技術を伝えている。
1クラス13名以下の少人数制で、週1回3時間30分の集中授業により現場に即対応出来る役者を育成している。

 
– 本日はよろしくお願い致します。それでは早速ですが、自己紹介からお願いできますでしょうか。

財満 – 財満健太です。大分県出身です。

– ご実家は大丈夫でしたか?(取材日2018年7月)

財満 – なんとか。
去年の熊本地震も九州の大雨の時も、川沿いに実家があるはずなのにいつも大丈夫なんです。

大分での高校時代は青春と言えるような甘酸っぱいものは無く、コンビニも無いようなところだったので、帰りも駄菓子屋に寄ってアイスかじって帰るみたいな。
思い返せば楽しかったんだなと思うのですが、もうちょっと高校生っぽいことをしたかったなという未練もあるので、声優として高校生を演じることで何とか取り返していこうと思っています。

こんなガリガリなんですけど高校ではラグビー部に入っていて、なんとか練習だけはついて行けていました。
高校を卒業してすぐに東京に出て来たのですが、「なんじゃこのビル群は?!」みたいな感じでした。
東京では、養成所に通いながらずっとラーメン屋で働き続けていたら、一度店長までのぼりつめて、スープも作れるようになったんです。

– だから特技に書いてあるんですね。

財満 – あ、でもちょっと変えないといけないかも。
記憶が曖昧になってきていて、同じ味を作れなくなっていますね。

亀山 – 昔、家系(イエケイ)はどうのこうのと言ってたのに、今は家系が好きになってるんですよ。

財満 – 九州のラーメンに馴染み深くて、ラーメンといえば「細めん、とんこつ」っていう風な印象だったんですけど、東京に出てきたら九州のラーメンはそんなに多くなく、家系ラーメンが幅を利かせていて、なんだこれって思ってたんです。

でも、ご飯もついてるし、コスパいいなって思ってそればかり食べていたら、週に2、3回は食べるようになりました。

– それでこの細身なんですか?

財満 – これは悩みなんですよ。
ラグビーをやっていた時も鍛えなきゃなと思って、たくさん食べたりプロテインを飲んだりしましたが体重が増えなくて。

30代になるとお腹が出るって言われているじゃないですか。
見た目が細いのにお腹だけ出るのは嫌だなって。

– 亀山さんは30を越えられていますが、実際になりましたか?

亀山 – なりましたね。
若い頃はずっと60kgを切っていて、広告代理店に就職してからも太らなくて、33歳の時に突然60kg越えてからはあっという間でしたね。

– お二人ともこの業界以外のご職業を経験されている訳ですね。

財満 – 僕は声優を目指しつつだったんですけど、専門学校の奨学生みたいな形で援助してくれる会社の契約社員として就職して、その後養成所に通いながらラーメン屋でアルバイトをしていたら、何故か店長になっちゃったっていう。

声優を目指しているはずなんだけど、養成所は週に1回だけだったので、ラーメン屋にいる時間の方がすごく長くて。
スープ作るのに徹夜したりしていると、自分はもしかしたらラーメン屋になるのかななんて思ったりしていたら、そのお店が潰れちゃいまして、これで踏ん切りがついたなと。

– 東京に上京したきっかけは?

財満 – 声優を目指すために出てきましたね。
僕はあまりパソコンとか使えないので、浅い知識しか調べられなくて、養成所があるってことも高校時代は知らなかったんです。

とりあえず専門学校にみんな通うんだろうなっていう気持ちで、”専門学校ランキング”みたいなものを上から申し込んでいって、専門学校に入ることになりましたね。

– 親御さんは反対しませんでしたか?

財満 – 激怒でしたよ、もう「ありえない」と。
父はアニメとか漫画が割と好きな方で、その父の中で声優というのは”声が変わっている”というイメージがあったらしく・・・僕は父と声が同じなので「俺みたいな声のやつが声優になれるわけねーだろ!」、「お前みたいなありふれた声が声優になってどんな役をやれるんだ!」と怒られまして。

父には大学に行かせて就職させたいという気持ちがあったのでしょうけど、でも僕は「もう他は考えられない。
大学も別に行きたいとも思わない」と説き伏せて。もうこれって決めて、ほかの夢は考えられなかったから、それに根負けしたようですね。

– 専門学校に入学して、初めて演技の勉強をされた訳ですよね。実際どうでしたか?

財満 – 僕は全く無のところから入っていったので、全部すんなり受け入れられました。
発声や基礎を学ぶ場として非常に良かったです。

 

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– 周りの人とのレベル差を感じて、怖気づいてしまうことはありませんでしたか?
財満 – もう食ってやろうと思って。昔はあった牙なんですけど(笑)。やはり田舎っぺという自覚があるので、…

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COMMENT コメント

  1. アホ鳥 2018/10/19 6:59 AM

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    インタビュー公開、とても嬉しいです!5ページ分の内容でたくさん財満健太さんを知ることができて、大変興味深く拝読しました!
    個人インタビューではなく亀山俊樹さんとの対談というのがとっても嬉しいです!社長であり音響監督から見た財満さんの印象を聞く機会なんて滅多にないので、本当にありがたいです。亀山さんの口癖でもある「ケチケチした芝居」という言葉が聞けてなんだか嬉しくなりました。
    あのとき財満さんがラーメン屋の店長になっていたら、あのとき財満さんが養成所を希望せずご実家に帰られていたら、今こうしてインタビューを読むことは有り得なかったんだなぁと、今のこのファンでいられる環境に多大なる感謝の気持ちを抱きました。
    このインタビューが公開されなければ聞くことができない話の数々に、本当に心の底から喜びでいっぱいになりました。財満健太さんに関するインタビューを公開してくださって本当にありがとうございます!文章も読みやすく、お写真もとても綺麗でとても大満足でした。後編も楽しみにしています!

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