AKIBA’s GATE 声優養成所/新人声優特集
連載第4回(前編)
SAY YOU LAB/音羽 里奏さん
– 音羽さんはどんな生徒さんでしたか?
真田 – 音羽は、悔しくて泣くこともあるし、とにかく負けん気が強い印象です。
それは自分もそうですけど、この業界で生き残っていくために一番大事なものは負けん気なので、「この子は多分どうにか食らいつくだろうな」という印象が最初からありました。
あとは抜群に歌が良くて、ミュージカルが群を抜いて上手かったのでインパクトがありました。
– 音羽さんは付属高校からそのまま音大へ進まれましたよね。
やはり歌が一番の強みだと思っていますか?
音羽 – 元々エレクトーンをやっていて、歌よりもうまいと思うんですけど、でもやっぱり歌うことが一番好きで強みです。
真田 – 弾き語りはできないの?
音羽 – できます!
真田 – じゃあそれでいいじゃない。
– 声優さんで、弾き語りで歌える方はなかなか少ないですしね。
音羽 – 今後そういうパフォーマンスもやっていけると、お客さんも喜んでくれそうですよね!
– 本日はアミュレートさんで音響制作や、マネジメントも担当されている田口さんも同席いただいていますが、音羽さんはどういった方でしょうか。
田口 – オーディションテープやサンプルボイス録る時などに見ていますが、音羽は声質にすごく特徴があるんですよ。
なので、その良い部分と、キャラクターの特徴とが上手くマッチすると、面白いキャラクターになるんじゃないかと思います。
– 音羽さんはデビュー以降、楽しかったことや辛かったことなどありますか?
音羽 – 楽しいことと辛いことがいつも隣り合わせな気がしています。
お仕事をいただいた瞬間はすごく嬉しくて「よっしゃ!やってやるぞ!」という気持ちになるんですが、反面、心配性なので「大丈夫かな」みたいな気持ちにもなります。
また、現場で演じている瞬間はすごく楽しいんですけど、何回もリテイクを出してしまうと、すごく落ち込みます。
ディレクターさんが要求する感情やキャラクターの表現力、演技力が足りていないんだなと思って、1週間くらいその事ばかり考えてしまいます。
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– 真田さんも新人時代は同じでしたか?
真田 – もちろん! それはみんな通るし道ですし、今私も通っている道です。
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– 音羽さんはどんな生徒さんでしたか?
真田 – 音羽は、悔しくて泣くこともあるし、とにかく負けん気が強い印象です。それは自分もそうですけど…
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