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AKIBA’s GATE 声優養成所/新人声優特集
連載第2回(前編)
アプトプロ付属声優養成所/財満健太さん

– それは、場数を踏むことによってクリアになるのですか?

財満 – 慣れないのかなと思っていたんですが、イベントに関しては最初にいきなりキャパが大きいところに出演させていただいたので、その経験があるから大丈夫だなって思うようになりました。

亀山 – 舞い上がってたもんね。事務所来ても、「わー、大変だ大変だ」って一人で大騒ぎで。

財満 – いつものことですけどね。
イベントは増田俊樹さんのバースデーイベントに呼んで頂いたときが一番最初で、ゲームやエチュードをやったんですけど、初めてだしたくさんの人の前に出るなんて想像もしてなかったので、前日も眠れないし1週間前ぐらいからずっとお腹の調子が悪いし。

そうしたら案の定、最後にお客さんに向けて挨拶する時に全部抜けちゃって泣きそうになりながら「全部忘れちゃいました、ごめんなさい。名前だけでも覚えて帰ってください、財満です。よろしくお願いしました」って(笑)。
いつもこんな感じです。

亀山 – ドラマCDの時はどうなの?

財満 – ドラマ CD の時は、緊張はしますけど少しはリラックスできるようになりました。

亀山 – 演出をするドラマCDに財満が出ることがありますが、現場では期待に応えてくれますね。

財満 – 亀山さんとのお仕事で一番記憶に残っているのは、子狼ですね(笑)。

亀山 – あははは。

財満 – ある日事務所に行ったら突然「ちょっと吠えてみて」と言われて、ワンワンって吠えて頑張ります、と言ったんです。そうしたらキャスティングしてもらえて、どんな役かなと思ったら”子狼”って書いてありました。

犬と狼って違うのかなと思って、夜中に鳴き声を聞こうと動物病院の前に行って待ってたんですけど、聞こえなくて(笑)結局YouTubeで検索したんです。
そうしたら、狼って吠えないんですよね。
野生の狼の遠吠え動画とかを見て、何とかして収録現場に持っていったらすごく褒めてもらえて。

人間をやるより難しかったからなのか、一番役作りを頑張ったんじゃないかなと思っています。
でも、基本的にはどんな役でも僕は頭抱えています、お腹痛くなるまで。

ドラマCDとか完成したものを聴いていると、すごいところにいるんだなと気づきます。
録っている時は感じないんですけど、いざパッケージ化されて自分で聴くと、「あ、声優になったんだな」って。あと実感するのはイベントとか、お客さんの声がダイレクトに聞こえた時ですね。

アフレコの時も実感が無いのですが、初めてクレジットに自分の名前が出た時は、録画して何度も巻き戻して、止めて写真撮って親に送りました。
最初は「生徒達」という役でたくさん名前があるところにいたのですが、それでも誇らしくて、一つ親孝行できた、また次の作品に出られたらまた一つ親孝行だって。
今は親も応援してくれているので、何かあると良いことも悪いことも全部電話しちゃいますね。

– 父親役を演じる時に、実際にお父さまに聞かれたとか。

財満 – 聞いたんですけど、「知らん」って言われました。
なんの参考にもならなかったんですけど、ただ「お父さんはお父さんだけど、お前らのお父さんであって、別のお父さんは知らない」と言われて、世の中の父親はみんな同じ訳ではないんだと。

だったら自分が思うお父さん像、その作品の中で成立するお父さんっていうのを考えていけばいいんだろうなと気づきました。
その時は型にはめようとしちゃったんですけど、これではいけないって思えたのは「知らん」って言われたお陰ですね。

– これからどんな役者になってみたいと思いますか?

財満 – 基本的には声優でやっていこうと思っています。
だけど、目指すところは俳優さんがやっているようなリアリティを声だけでちゃんと表現できる人になりたいなって。

僕らのかわりにキャラクターが動いてくれますけど、僕らの気持ちだとか体とかが動かないとセリフもきっと動かないので、緊張を乗り越えて自由に演じられる声優になれたらなと。

リアリティはやっぱり経験だと思うんです。
こういうことがあったな、というのが自分の中に無いと偽物になるなぁと。

イメージでやるには、それをふくらませる糧となるものが無いと駄目なので、それこそサッカー観戦に手を出してみたように、今まで自分の世界の中だけで生きてればいいやと思っていたんですけど、これからはちょっと興味あるものないもの関わらず、人から勧められたものやテレビから飛び込んできた情報だとか、そういうものを少しずつつまんで、自分の中に入れて行けたらなぁと。

亀山 – レポーター役とアナウンサー役の違いとかね。

財満 – それ難しいですね、今やると同じになっちゃう。

亀山 – アクセントなどが違うんですよ。

– 普段テレビを見ていても、そういったアクセントや話し方は気になりますか?

亀山 – 気になってしまいますし、すぐオヤオヤ?とか思っちゃう。
長谷部選手の会見の後にそんな芝居を見ると、余計に嘘くさく見えてしまいますよね。
言葉の重みの違いがあります。

財満 – 上手い下手とは異なりますが、僕は『フューチャーカード バディファイト』で演じていたキャラの語尾が「ですし」だったので、TVから聞こえてくる「ですし」に反応しちゃうんですよ。
「何とかですし、」みたいな。

ですしって、台詞の中で言う時に、勢いに乗っちゃうと明瞭に言えずに「ですし、ですし…でっし」と「す」が消えちゃうんですよね。

亀山 – 「です」の「す」を無声化するかどうかってことだよね。

財満 – そうです。
もちろんバリエーションとして無声化しないパターンと、するパターンも持っていましたが、このキャラはこれが普通だと思って喋っているから、会話中の「ですし」はあまり誇張しすぎないようにしよう、と、あえて目立たせないようにしました。
目立たせなくても絶対目立つから、流れるように喋ろうと。

アプトプロ付属声優養成所の特集記事前編は、いかがでしたでしょうか。
前編は財満さんに焦点を当ててお話をお伺いしましたが、後編は養成所について深掘りしていきます。
お楽しみに!

 

財満 健太(ざいま けんた)

アプトプロ所属。10月20日生まれ。大分県出身。
特技・趣味:カードゲーム、バレーボール、ガラから豚骨ラーメン(スープ)を作ること。
主な出演作品に、「フューチャーカード バディファイト」祠堂孫六役、「城崎広告」大神勇人役、「プレカトゥスの天秤」ヤック・デンジャー役、「アニメガタリズ」阿佐ヶ谷修吾役、「サウザンドメモリーズ」ギルシュターク役、「メギド72」シャミハザ役などがある。

 

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– 財満さんの人柄の特徴を一言で言うと?
亀山 – ポジティブ。 財満 – 家に帰るとネガティブです。(笑) 亀山 – 役者って人に好かれなければいけな…

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COMMENT コメント

  1. アホ鳥 2018/10/19 6:59 AM

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    インタビュー公開、とても嬉しいです!5ページ分の内容でたくさん財満健太さんを知ることができて、大変興味深く拝読しました!
    個人インタビューではなく亀山俊樹さんとの対談というのがとっても嬉しいです!社長であり音響監督から見た財満さんの印象を聞く機会なんて滅多にないので、本当にありがたいです。亀山さんの口癖でもある「ケチケチした芝居」という言葉が聞けてなんだか嬉しくなりました。
    あのとき財満さんがラーメン屋の店長になっていたら、あのとき財満さんが養成所を希望せずご実家に帰られていたら、今こうしてインタビューを読むことは有り得なかったんだなぁと、今のこのファンでいられる環境に多大なる感謝の気持ちを抱きました。
    このインタビューが公開されなければ聞くことができない話の数々に、本当に心の底から喜びでいっぱいになりました。財満健太さんに関するインタビューを公開してくださって本当にありがとうございます!文章も読みやすく、お写真もとても綺麗でとても大満足でした。後編も楽しみにしています!

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