– 真田さんは授業に際して、何を一番大事にされていますか？

真田 – 先ほどの話と被ってしまうのですが、役者として一番大事なのは、芝居が好きじゃないと続けられないという事ですね。

芝居を好きになってほしいと思っているので、「こういうことをやったら怒られるんじゃないか」と少し恐怖心を抱いている子には、自由に芝居していいよって話しますし、私もケラケラ笑いながら生徒たちを見ています (笑)。

正直、駄目出しが少ないかもしれませんが、面白いところは面白いし、「いいね！」と思える部分をどんどん伸ばしていって、芝居をやるのが楽しいと思えた上でしっかりと表現できることを身に着けてほしいですね。

芝居の楽しさを伝えられる授業が理想で、そこまで行けているかどうかはわからないのですけど、授業に臨むときは常に意識しています。

– 実際に受けてみた身としてはいかがでしたか？

音羽 – 本当にその通りで、みんなで一つの題材をやっていた時に、誰かが「そんな発想ある!?」みたいな役作りをした時は、真田さんも一緒になって考えて下さいます。

私は自分をよく見せたい質なので、芝居よりもそちらが勝ってしまう時もありますが、台本をどれだけ楽しくやるかというのを、授業を通して感じられるようになりました。

– 音羽さんは、今後どういう役者になっていきたいですか？

音羽 – 今はまだあまり明確になっていないのですが、とにかくこの仕事で生きていきたというのが目標です。
表現力をもっと豊かにして、自分の声をコントロールができるように鍛えて、アニメのレギュラーを掴み取って、ゆくゆくはアミュレートのビルをもう一棟建てられるくらいまで稼げるようになりたいですね！

– 末恐ろしい新人が入ってきましたね。

斉木 – 頼もしい。
そういう風に言ってもらえるのは嬉しいですね。

– 真田さんとしてはどういう役者になってほしいですか？ ビルを建てる以外で。

真田 – アミュレートはやはり個性が強い役者が多いので、「あの子どこの事務所だっけ？」ではなく、「音羽さんはアミュレートだよね！」と、すぐに名前と事務所名が連動するような一員になって欲しいと思います。

先ほど本人も言っていた通り、自分を良く見せることにすごく一生懸命ですし、それは私もそうだった時もあって、女の子としては絶対必要なところだと思います。

ミュージカルもやれますし、特に今はリアルライブのステージもありますから、そういうところにガンガン食い込んでいけるような子になって欲しいですね。