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“異次元TOKYO” 篠田 利隆 × “魚雷映蔵” 佐野 リヨウタ 対談
好きな人のための文化 オタクカルチャー入門編

アキバのアニメ会社「魚雷映蔵」代表の 佐野 リヨウタ が、オタクカルチャー各界のキーマンと共に、業界のイマについて語る対談コンテンツ。

今回は、オタクカルチャー・サブカルチャーを軸に広告・イベント・コンテンツ作りを手がける「異次元TOKYO」の映像ディレクター 篠田 利隆 さんをお迎えして、日々の仕事内容やVRの趣味、オタクカルチャーの今後の展望について語っていただきました。

篠田 利隆の“今”に迫る

佐野:篠田さん、こんにちは。今日は宜しくお願いします。篠田さんはCMの監督として、我々はそのアニメ制作として、お仕事をご一緒させていただけることも多いですが、最近はどのようなお仕事が多いですか?

篠田:宜しくお願いします。元々はMVやCMのディレクターなどをしていましたが、自分自身の秋葉原の文化やアニメ好きが高じて、オタクカルチャーに携わった仕事(アニメや3Dなど)を最近は演出するようになりました。

佐野:よく存じ上げております(笑)アニメと広告の中間の立ち位置という意味では、篠田さんはパイオニアだと思いますが、今がアニメ広告の黎明期として、広告業界から、アニメ業界の領域に入ってくるのってまだまだ珍しいことだと思いますが、どうでしょうか。

篠田:そうですね。僕のような経歴はやっぱり珍しくて、最近は協力してくれる方も増えましたが、最初の頃はアニメ業界の方々からこの人で大丈夫なのかな?と思われることが多かったです。漫画業界やイラストレーター業界にいたゆーきっす君(異次元プロデューサー)と広告業界にいた僕が一緒に組み、“異次元TOKYO”というユニットを立ち上げてアニメ業界の方にも色々教えて頂きながらここまできました。

佐野:ご自身が思われる、篠田さんならではの特徴はありますか?

篠田:(アニメ表現の広告においては)MVなどを一緒にやっていたモーショングラフィックの方や、作画アニメなどアニメ業界の方とうまく合わせて演出するのが自分の特徴です。キャッチーさを求める広告となると実写を出したほうが商品を出すには強いのですが、モーショングラフィックで掛け合わせることで広告のグラフィックデザイン的なアプローチと今求められているTVアニメらしいタッチを出せます。

佐野:ご自身がアニメ好きだから、説得力がありますもんね。

篠田:そうですね。若者の間で秋葉原だけでなく原宿のカルチャーや、ひとえにアニメといってもTVアニメではないようなものも最近は人気がありますね。例えば、僕が監督を務めたYOASOBIの「ハルジオン」MVは、極力線や塗りを減らし、作画ですがグラフィック的にすることで最近の若者が分かりやすいデザインにしています。

佐野:パステル調の色使いと平面状のグラフィックデザインなので、男性向けの萌えではなく、俯瞰した視点からポップカルチャーのトレンドを上手く抽出なさってますよね。

篠田:僕は萌えアニメが好きなんですけどね(笑)他にも2019年にディレクターを務めた日清食品 カレーメシでは「Re:ゼロから始める異世界生活シリーズ」の大塚真一郎さんにキャラクターデザインをしていただき、広告では珍しい萌えとVR的な表現、未来的な要素を掛け合わせました。

佐野:カレーメシのCMなんかは、まさに篠田さんがアニメの広告という新しい分野に風穴を空けた瞬間じゃないですか。

篠田:いやいや(笑)そんなことないですよ。「こいつらガールズ」のシーンは白組さんに、バイクの滑走シーンや街並みはグラフィニカさんにやって頂きました。グラフィックではなく映像の中のUIや文字のデザインを有馬研吾さんに、モーションデザイナーの井原秀雄さんにと、実はかなり掛け合わせているんですよ。

佐野:最近の仕事(オタクカルチャー)の中でこれぞというものはありますか?

篠田:YOSHIKIさんと進撃の巨人がコラボした「ワンダ」CMです。この時、広告として新規で3Dでアニメを作るというミッションがありました。私自身、進撃の巨人が好きだったので、いままでの進撃ファンが嫌な気持ちにならないかつ広告としての新しいアプローチしなくてはならなくその間で色々考えました。進撃の巨人の特徴であるアクションのかっこよさやダイナミックさをあえて、CMならではのトーンに置き換えて、アメコミっぽさに置き換えて3DやCGで再現しました。

佐野:元々アニメ好きだからこそ、ファン目線でできることを考えて、制作者の目線とは逆のアプローチをしたってことですよね。消費者(オタク)やアニメ制作者に対する理解やリスペクト、さらにご自身のオタクとしての視点を持っているかいないかって結構大きな差だと思いますね

篠田:そうですね。非常に難しい局面に立たされることも多くて・・。アニメ・VRなどのオタクカルチャーが好きなので、最終的には遊んでいる感覚の中の肌感を大事にしています。「バンドリ!」×「キリン 午後の紅茶」コラボCMの時もそうでした。サンジゲンさんと一緒に出来たということもありますし、3Dディレクターの方と相談させていただけたので安心してできましたね。

佐野:そうですよね。映像を見るだけでも特殊な作り方をなさっているのが分かります。

篠田:はい。(笑)違うコンテンツにはなりますが、パチンコメーカーSANYOさんとの「アイマリンプロジェクト」でも新たな試みをしております。三洋販売の福井さんと今までのアイマリンから新章として世界観・企画を新たに作りスタートしているところです。

アイマリンをヒロインとしたWeb小説では、砂守岳央さんに書いて頂き、僕はプロットで参加させて頂いてます。今はMVやバーチャルの活動をしていて、将来的にはリアルライブも視野に入れています。カルチャーに対する敬愛やエンターテイメントなどの新しいアプローチの企画だと思うので、広告でもありエンターテイメントであるのかなと思います。

佐野:アイマリンの取り組みは面白いですよね。最近はますます広告とエンタメの境目が曖昧になってますけど、オタクカルチャーにおいて、まさにそれを象徴するようなお仕事ですよね。

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– エンターテイメント性が高い広告

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