– 何かのコンセプトを前面に出しているグループもあるじゃないですか。例えば、釣りができるアイドルが集まったとか。

もともと”アイドル氷河期”というかアイドルさんが全然いない時期があって、モーニング娘。さんとかも人数が減ったりして。

その時期にAKB48さんを始め色んなグループさんが出てきて、ご当地アイドルも盛り上がってきて……数が増えると、爪痕を残さないと、覚えてもらわないと。

となるとやっぱり変化球だったり、特徴が無いといけないので、本当に色んなグループさんが出てきたんですよ。

私もその時はアイドル雑食時代だったので、 ご当地アイドルさんやいわゆる色物アイドルさんとかも総当りで応援していたのですけど、頑張るベクトルにも色々あるなと思って、その中でも基本のちゃんと歌とダンスを頑張っているグループが好きだなと思いました。

 
– 好きなアイドルはハロプロだと思うのですが、その中でもどのグループが好きですか。

ハロプロさんは本当に2017年は大変で、大変革の年でしたね。
℃-uteさんが解散してしまって、嗣永桃子ちゃんが卒業しちゃって、工藤遥ちゃんも卒業するし、ハロプロ大激震の年でした。
みんな頑張って欲しいな～！

ハコ推しといえばハコ推しなのですが、頑張っている子が好きなんです。
アンジュルムちゃんが今は元気が良いグループだなと思います。
良い意味で明るくて、前向きなエナジーを感じ……うわーやばい！ 私キモチワルイ…！(笑)

結構長くグループをやっていると、「今、私たちはイケてるな」とか「ちょっと落ち着いている時期だな」とか、本人たちはなんとなく分かっていて、そうなるとメンバーさん達からも何となく伝わってくるものがあるんです。

もともとハロプロは新メンバーオーディションの様子がゴールデン番組で放送されて、その番組の収録スタジオで新メンバーと初めて対面して「キャー！」と泣いたりポカンとするメンバーもいたりして、本当に阿鼻叫喚という感じだったんですね。

それで、アンジュルムちゃんに「今年新メンバーが入ります。新メンバーはこの子です」ってスタジオに出てきた時に、メンバーさんが皆で喜んで迎えていて、何て良いグループなんだ！って。

特に戸惑う感じが無く、先輩が温かく迎えてくれるのは雰囲気が良いなぁと思いました。

ただでさえハロプロって結構ややこしくて、「ユニット内で何番目に入ったか」ということで序列が決まるんですけれども、研修生とかエッグにいた子が昇格することもあるし、オーディションで外部の子がパッとメンバーに入ってきたりもするんですけれども、研修生の時には後輩だったけどユニットでは先輩というパターンもあって。

今まで後輩だった子に対して先輩として接しなければいけないんですよ。
「私は小さい時から何年もここでレッスンを積んできたのに、本当のド素人が同期で入ってきた」とか、そんなの人間歪むでしょ普通！ みたいな、そういうこともあるのに、アンジュルムちゃんはみんな笑顔で迎えて「頑張ろうね」という雰囲気が出ていて、これはいいぞ～と嬉しくなりました。

2018年は絶対来るでしょ！
曲が良くて、私は中島卓偉さんという方の楽曲が好きで、元々色々されているのでコーラスを入れたりとか、楽曲提供をしていたりする方なのですが、卓偉さんの楽曲がちょっとファンキーな感じで格好良いんですよ！

 
– 立花さんはこれまで、お仕事で一緒になったアイドルさんがいると思いますが、その時のエピソードなどございますか？

私アイドルが好きなんですけど、お仕事で一緒になるのはすごく辛くて……。

マイクの前とかステージ上で一緒になるのは良いのですが、あまりリアルな舞台裏を見たくないんですね……。
ただのオタクなので、本当に裏側は見たくない。

でも、バックステージ映像とかはすごく好きなんです。
みんなが円陣を組んでるとか、舞台袖とかでキャッキャしているのを見るのは好きなんですけど、リアルな裏側を見てしまうのはちょっと。

仕事相手として見たくないところだったな、と思うことが出てきたら嫌だから見たくないですね。

私がそのアイドルさんを好きなことをスタッフさんが知っていて、「言ったらいいじゃん」みたいに言ってくれるんですけど、「絶対に言わないで」って。