【第35回バルセロナ国際コミックフェア現地リポート】その⑤ 本物のサムライ・アーティスト「Yasunobu Shidami」
集中連載スペシャル!
「バルセロナ国際コミックフェア」連載5回目は、日本人アーティストの志民安総(しだみやすのぶ)について紹介する。
サムライを見つけた! これは本物だ! ファインアートを学び、複数の受賞歴もある志民は、ロンドンを拠点に活動し、コミックフェアや文化イベントで精力的に展示を行う。
日本の墨、アクリル、油絵具等の材料を用い、その作風はフィギュラティヴ(描写的)ペインティングが特徴だ。
サムライ、芸者、カリグラフィーなど、自身の文化的背景の日本を題材にしたものが多く、魅力的な日本文化に息吹と力強い解釈を吹き込む。
展示販売を行うブースに本人も出入りしていたが、背後にある『Rounin(浪人)』という題の刀をかざす長髪の男性の絵と、雰囲気がそっくりだ。その隣の、よろい兜の武士の絵も迫力がある。
油絵で描く日本的な絵もさることながら、字の方もご達筆だ。戦国時代などサムライを扱った本格的なマンガ作品にピッタリ合う気がする。今後、マンガのイラストを描くことがあったら、ぜひ読んでみたい。
次回も乞うご期待!
<連載第4回はこちら>
【第35回バルセロナ国際コミックフェア現地リポート】その④ 『Dragon Fall』…ドラゴン落ち?
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