【第35回バルセロナ国際コミックフェア現地リポート】その⑮(最終回) コミックと飛行機
集中連載スペシャル!
「バルセロナ国際コミックフェア」連載最終回は、今回のイベントで展示されていた飛行機についてレポートする。
今年のポスターはハイメ・カルデロンにより描かれており、そのテーマは”コミックと飛行”。
大空は人間の夢であり、それ故にマンガやアニメでも頻繁に題材にされる。作品の中で空や飛行機が多く登場するのは、日本ではスタジオ・ジブリの宮崎駿が代表的だ。最近では『風立ちぬ』が大きな注目を集めた。
この戦闘機は、『風立ちぬ』でも描かれたゼロ戦に似ている。
初期の飛行機。
ユニークなデザインと、操縦席がオープンなところが、どことなく『紅の豚』のようだ。
飛行機は社会的、そして文化的に大きなイノベーションをもたらし、戦争でも重要な役割を果たす。人間とは切っても切れない関係で、それはマンガもしかりだ。
バルセロナのコミックフェアを15回にわたり集中連載してきた。よく聞く都市の名前だが、日本ではこのイベントはあまり知られていない。対照的に、スペインの人たちは驚くほどにマンガやアニメなど、日本のカルチャーに慣れ親しんでいることが分かった。マンガとは、世界に誇れる日本の文化なのだ。現地取材で、それをあらためて実感することとなった。
<連載第14回はこちら>
【第35回バルセロナ国際コミックフェア現地リポート】その⑭ スペイン最優秀コミック賞作品『ガウディのゴースト』
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