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【第23回サロン・デル・マンガ現地リポート】日本アニメ生誕100年展!『桃太郎の海鷲』

サロン・デル・マンガ スペシャル!

11月初旬にスペイン・バルセロナで開催された日本の漫画やアニメの祭典「バルセロナ・サロン・デル・マンガ(23 Saló del Manga de Barcelona)」では、日本のアニメ生誕100年を記念し、その歴史を紐解く展示が行われた。今回は、瀬尾光世の『桃太郎の海鷲(Las águilas marinas de Momotarō)』を紹介する。

『桃太郎の海鷲』は、太平洋戦争の火ぶたが切って落とされた翌年の1942年、日本政府の命により国威発揚を意図して制作された日本初の中編(37分)アニメ作品だ。

真珠湾攻撃を古くから伝わるおとぎ話『桃太郎』に重ねたストーリーで、兵士の動物達が艦長の桃太郎に御供し、空母からゼロ戦で鬼が島に向かう。白黒ながら戦闘機、戦艦、兵器のディテール、水柱が上がる戦闘シーンなどの様子は物凄くリアル。アニメなのだが、まるで記録映画を観ているような錯覚を覚える。政府や日本軍から製作のための豊富な資料提供があったことは、まず間違いないだろう。

テレビがまだ広く普及していなかった当時は映画の全盛期で、その影響力に目をつけ、世界的にも各地の支配者たちの命で多くのプロパガンダ映画が製作された。表現の自由が抑圧されていた時代にどのように自己表現をしたのか、当時を生き抜いたアニメーターのお手並みを拝見してみよう。

 

「バルセロナ・サロン・デル・マンガ」の現地リポート、次回も乞うご期待!

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