京花役　朔さんインタビュー

── 出演が決まった時の印象を教えてください。

最初に、地下アイドルをテーマにしたドラマというお話をいただいたときは、どういう物語になるんだろうっていうわくわく感と、出演が決まって嬉しいなっていう気持ちがありました。
実は、監督さん方が様々なアイドルのライブを観てきて、私を「京花」役に選んでいただいたみたいなんです。知名度よりもライブでのパフォーマンスを評価してもらえたことが、すごく嬉しかったですね。

── 普段ドラマは観ますか？どんなジャンルのドラマが好きですか？

あんまり見ないんですけれど、私って結構ミーハーなので（笑）配信サイトとかで流行っていて興味を持ったドラマは観ていますね。ジャンルでいうとサスペンスとかラブコメが好きです。

── フェノメノンに出演されたご感想を教えてください。

演技のお仕事が初めてだったので、ドラマってこういう流れで作られていくんだなあって、勉強になりました。実際に私たちが活動しているアイドルの役を演じたので、そんなに緊張せずにやりやすかったです。
私の役って、ツンツンしている感じなんですけれど、休憩時間とかはみんなで和気あいあいと過ごしていました。もともと、ずっと気になっていた子や、歌が上手で気になっていた子と共演できたので、作品を通じて仲良くなれた気がして嬉しかったです（笑）
スタッフの皆さんも優しくて、明るい雰囲気で撮影ができたので楽しかったですね。

── 朔さんは、フェノメノンのメンバーと同じく、アイドルとして活動されていらっしゃいますね。
メンバーのこう言うところが似ているなと思ったり、このキャラクターのこう言うところに共感できる、といったエピソードはありますか？

「比露美」ちゃんって、ほんわかしているようなおっとりした性格っていう子なんですけれど、私に似ているなあって感じました。逆に、私が演じた「京花」ちゃんの性格が、自分の性格と違っていてちょっと大変でしたね（笑）
共感できるところでいうと、「京花」ちゃんが歌の練習をしているシーンがあるんですけど、歌が好きで、歌にこだわっているっていう一面が共感できます。それと「京花」ちゃんが、歌の練習をしすぎて声が出なくなっちゃうシーンがあるんですけど、私もライブが立て込んで、遠征先で声がでなくなった時期があったので、「悔しいよね～わかるよ～」って思いながら演じさせていただきました（笑）

── 演じられている「京花」は、破天荒な性格というキャラクターですね。このキャラクターの印象と、こういう所が好き、といったエピソードはありますか？

「京花」ちゃんの最初の印象は、え、こわいって思っていました（笑）でも、キャラクターを知っていくにつれて、自分のやりたいことをやって、やりたくないことはやらないみたいな、周りの目を気にせず、自分を貫いている姿が好きになりましたね。
私は、結構流されやすいタイプなので、すごいなあ、かっこいいなあって思います。それに歌が好きなところが好きかなあ。

── 「京花」を演じる上で、意識したポイントや、このシーン・セリフに注目して欲しいといったポイントがあれば教えてください。

とりあえず、眉間にしわを寄せて目つき悪くすることを頑張って意識していました（笑）
人を睨むこととか、手を振り払うとか、「そんな～やったことないよ～」って思いながら演じていました。いつもの私はヘラヘラしている感じなので（笑）その感じを抑えて抑えて、頑張って睨みを利かせていましたね（笑）
注目して欲しいシーンはライブのシーンですね。すごく大事なシーンだと思って気合を入れたので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです。歌って踊るシーンだったので、演技をするよりはすごくやりやすかったです。

── 「京花」は、グループの中心的なキャラクターとのことで、朔さんは、ご自身のグループでチームを引っ張っていくために行っていることはありますか？

世の中、なかなかうまくいかないことも多いじゃないですか。私が所属している「Zsasz」メンバーの中には、そういう時に考えこんじゃうタイプの子も多いんですけど、私ってすごく楽観的で（笑）
気持ちが落ち込んじゃっている子には、「大丈夫大丈夫！いけるっしょ～！」「うちら頑張ってるしいい感じじゃん！？」みたいな感じで声をかけています（笑）
なるべく明るく、ポジティブな方に励ましてあげられたらいいなって思っています。

── このドラマの見どころの1つにフェノメノンのメンバーの成長を楽しめることがありますね。
朔さんご自身がアイドルとして活動をされていることで、あの頃よりアイドルとして成長したなぁと思った、というようなエピソードはありますか？

成長したこと…人に興味を持てるようになったことですかね…。アイドルになるまでは、他人は気にしないで、自分の好きなことをやっていくっていうスタンスだったので、それこそ「京花」みたいな一面があった気がします。
アイドルになってからは、ファンの方だったりメンバーやスタッフさんにも、この人ってどんな人なんだろうって気持ちで接するにようになったことで、すごく自分の世界が広がったなあって感じています。
特典会などでファンの方と交流する時も、この方はどうして私の事を好きでいてくれているんだろうとか、今日はどういう思いで会いに来てくれたんだろうとか、この方のことをもっと知りたいなあって思うようになりました。
改めて考えてみると、私のファンの皆さんは優しい方が多いので、そう思えるようになったのかなって思いました。本当に周りの人に恵まれているなあって思いますね。

── 朔さんの思うアイドル事情を教えてください。

実は私、いろんなアイドルさんと仲良くなりたいなって思っています（笑）でも、なかなか自分から声を掛られなくて…コミュ障なんですよね（笑）合同のライブイベントとかで、他のグループのアイドルさんと一緒になる機会も多いので、チャンスはたくさんあるんですけれど、遠くで「わ～本物だ～かわいいな～」って思うのが精いっぱいで。声をかけていただいても「あっお疲れ様です…」ってお澄まししちゃうんですよね（笑）でも、本当はアイドルのお友達が欲しいので、ぜひ仲良くしてください！（笑）

── 最後に、この記事を読んでドラマ作品フェノメノンと、朔さんへ興味を持っていただいた読者の皆さまに向けて、ドラマの見どころと、メッセージをお願いします。

え～私に興味を持っていただけましたでしょうか？（笑）ドラマでは結構ツンツンした雰囲気で演じているんですけれど、実際はこんな感じで明るい！楽しい！っていう感じなので（笑）「京花」ちゃんも実際の私も、両方愛してもらえると嬉しいなあって思います。
ドラマの方は、今の地下アイドルのリアルな一面も表現されていますし、作中に登場するライブ曲も本当に素敵なので、楽しんでいただけたら嬉しいです！

── 本日はありがとうございました！