遠野樹は、すごく優しくて温かい性格なんです。

── 小野さんが演じられた作品「花ふるコロニーロット ～26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする～」の、作品が持つ魅力を教えてください。

この作品の題材になっている「ガーデニング」について、作品を読むだけで知識を身につけていけることが魅力の一つかなと思います。
僕自身ガーデニングの知識があまりなかったのですが、この作品を演じさせていただいた後、自宅でもできるガーデニングに挑戦してみたいと思えましたね。

── 小野さんが演じられた、ヒロイン・なずなの同僚・遠野樹というキャラクターには、どんな印象をお持ちですか？

初登場のイメージは、主人公にとっての敵キャラかな？みたいな、冷たい雰囲気だなと感じたんですけれど、遠野家の庭でなずなと樹が出会った時は、なずなに対して優しく接しているんですよね。作品を読み進めていくことで、実はすごく優しくて温かい性格なんだなっていうことが分かってもらえると思います。

── 遠野樹を演じるにあたって、特にキャラクターのここに注目して欲しいといったことはありますか？

会社で見せる樹と、庭で見せる樹のギャップに注目して欲しいですね。僕の中でも、そのギャップを感じられるようにこだわって演じているので、そういった側面も楽しんでいただけると嬉しいです。

── 本作のヒロイン・蕃茄なずなは、職場では後輩にも慕われる明るく前向きなキャラクターですね。蕃茄なずなの良いと思う所や好きな所はありますか？

なずなは、何事にも一生懸命なところにすごく好感が持てますね。ガーデニングに対して一つ一つ真面目に学んでいこうという素直な性格なので、樹目線で言うと教え甲斐がある子っていう印象です。

── 遠野樹の弟・遠野蓮は、日本人離れした社交的で自由奔放なキャラクターですね。遠野蓮の良いと思う所や好きな所はありますか？

まずは、蓮の登場の仕方が好きですね。彼の出で立ちやシチュエーションも含めて印象的な登場シーンだと思いました。それに、とにかく作者の「スズキイオリ」さんのイラストが上手ですよね（笑）
蓮って作品にとってのムードメーカー的な存在で、彼が登場することで三人を取り巻く空気感が変わるんですよね。それに、彼は自由奔放なキャラクターと言えど、やっぱり樹と兄弟ということもあって、根の方に優しさも持ち合わせていて、3人で出かけているシーンではすごく楽しそうな雰囲気が伝わってくるんです。そういうこともあって、この3人はすごく素敵な関係性だなって思いますね。