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KATARI独奏会「聖域-sanctuary-」開催直前!
神尾晋一郎×間宮丈裕(ゆよゆっぺ)
AKIBA’s GATE独占ロングインタビュー

今回AKIBA’s GATEでは、2022年4月で結成1周年の節目となる、純文学樂団「KATARI」にお話を伺いました。

KATARIは、声優・ナレーターとして活動している神尾晋一郎と、サウンドクリエイター「ゆよゆっぺ」として活動している間宮丈裕が結成した、新進気鋭のアーティスト。日本における純文学の文豪、中原中也、与謝野晶子、宮沢賢治などによる著名作品の詩を題材に、「純文学×朗読×Lo-fi Music」を融合させたスタイルで楽曲を提供しています。
2022年2月3日に、初のアルバム「KATARI 第一集『開架』」が一般発売され、さらに2022年4月2日(土)には、神奈川芸術劇場ホールにて、結成1周年を記念した、KATARI独奏会「聖域-sanctuary-」の開催を予定しています。

今回は、KATARI 第一集『開架』の楽曲はどのようにして生まれたのか、そして、KATARI独奏会「聖域-sanctuary-」に向けた二人の想いや、結成2年目以降の活動について、一つずつ深掘りをした独占ロングインタビューをお届けします。
KATARIの楽曲が作られている、間宮丈裕さんのスタジオで撮影した、お二人の撮り下ろし写真とあわせてお楽しみください。

純文学樂団 KATARIとは

── KATARIの神尾晋一郎さん、間宮丈裕さんのご経歴を教えてください。

神尾晋一郎:KATARIの詠手、編纂を担当している神尾晋一郎です。経歴は、マジシャンとサラリーマンを兼任した後、声優業を生業としております。

間宮丈裕:KATARIの紡手、楽曲制作を担当している間宮丈裕です。経歴は、「ゆよゆっぺ」という名義でVOCALOID楽曲の制作をやっていました。その後、バンドサウンドを主体に、DJなどもやるようになり、ひたむきに音楽と向き合ってきたところ、今KATARIをやっているって感じです。

── 初めてお二人が出会った時の、お互いの印象はどうでしたか?

神尾晋一郎:初めは、ゆっぺくん(間宮丈裕)の楽曲やお名前を、僕が一方的に知っている状態でした。その後、たまたま共通の知り合いから紹介していただいて、初めて会ったその場で、一気に意気投合したのを覚えています。

間宮丈裕:僕は、共通の知り合いからの紹介で神尾さんに会ってみたら、こんな面白い経歴の人いるんだって思いましたね。無責任に音楽やりたいんだよねって話をしていたら、KATARIが出来上がりました(笑)

神尾晋一郎:お互いに、バイブスで生きていて、熱い男で、ちょっと変わっている面白い人だっていう印象でしたね。

── KATARIのコンセプトや、スタイルはどのように決まったのですか?

神尾晋一郎:KATARIのコンセプトは『純文学×朗読×Lo-fi Music』です。でも、コンセプトとなるコアな部分は、初めから構想できていたわけではないんです。

間宮丈裕:そもそもは、神尾さんが表立って歌を歌いたくないっていうところから、KATARIのコンセプトが決まっていきましたね(笑)

神尾晋一郎:僕は歌う事があまり好きではないので、「僕の声をサンプリングしたらどうですか?僕いい声なんですけど」みたいな会話から始まって(笑)
それに、もともと思っていたこととして、文学作品の朗読ってその作品を知らない方からすると、ちょっと敷居が高いのかなと感じることがあったんです。
それを何かでブレイクスルーしたいなっていう思いがあったので、KATARIで楽曲を作り始めたら、これはそういう役割になるなって思うようになって。

間宮丈裕:そうそう。僕としては、神尾さんの声を最大限に活かせる音楽を作ろうっていう思いでスタートしました。神尾さんと一緒に色々と試行錯誤した結果、現在の「J-POPのフォーマットに落とし込んで朗読を届ける」という、今のスタイルが確立できたなと思っています。

── 詩のイメージに合わせた表現豊かな楽曲が、KATARIの魅力の一つだと思います。どのような流れで楽曲を作成されているのですか?

神尾晋一郎:楽曲の作り方としては、僕が文学作品の詩を編纂するという形で作詞をしています。

間宮丈裕:僕は、神尾さんが「この作家さんの、この詩を詠みたい、歌いたい」ってなった時に、その人のバックボーンだとか、どういう人だったかとかを汲み取って、トラックを作るっていうことをしていますね。今までになかった色々な視点で音楽を作れるのが、KATARIの面白いところだなって思っています。

神尾晋一郎:僕が、「この作家さんはこんな人でね、こういう人生を歩んできて、曲のイメージはこういうイメージです」みたいなことを伝えると、トラックが出来上がるんです。すごいですよね(笑)

── お二人の精力的な活動により、結成から1年という期間で、順調に表現の幅を広げていらっしゃいますね。KATARIに対する意気込みは、どのような想いからくるものなのでしょうか?

神尾晋一郎:やっぱり同人活動だから楽しいんですよね。それに、誰もやったことがない、新しいことができているっていう気持ちもあります。ライブをやった時も、お客さんを一切見ずにKATARIの世界観だけを演出するみたいな。そういうモノづくりができていて楽しいです。

間宮丈裕:僕は、究極の息抜きですね。もう何やってもいいんだもん(笑)その時のノリとか、バイブスとか、そういう勢いを大事にしていますね。

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– KATARI 第一集『開架』 楽曲の魅力に迫る

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