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『ヘボット!』が「サンフェス2021」に登場! 放送から5周年を迎えた作品を井澤詩織、石平信司監督らが振り返る

2021年10月7日(木)、サンライズおよびバンダイナムコピクチャーズの上映イベント「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION(リ・ジェネレーション)」の作品として、『ヘボット!』が東京・TOHOシネマズ新宿にて上映された。

TVアニメ『ヘボット!』は2016年9月から2017年9月まで、メ〜テレ・テレビ朝日系列にて毎週日曜あさ7時より放送されたTVアニメ作品。今回の「サンライズフェスティバル2021」イベント上映には、バンダイナムコピクチャーズの關山晃弘(プロデューサー)、石平信司(監督)、井澤詩織(ヘボット役)、岡香織(エース・オカ役)といったお馴染みのメンバーが集合し、放送開始から5周年を迎えた本作にまつわる様々なトークを展開した。

『ヘボット!』の作品上映会は3回目で、過去にはトークショウも開催したことがあり、作品についてはほぼほぼ語り尽くしていると石平監督が苦笑いしたが、昨年と今年に実施しているYouTubeでの番組配信をキッカケに初めて来たファンも会場に居たため、それならと安堵の表情を浮かべた。

まずはキャラクターまわりのデザインについて。ヘボットが現在のデザインに決まるまでに紆余曲折があったようで、岡の「ヘボいロボット」というコンセプトを基にデザイナーが何枚もラフデザインを描いていたことを明かす。その中から、実際に小学生にアンケートを取って削ぎ落とされていくものにヘボリーマンやゲロリーマンがいたようだ。ヘボットの試作品を3Dプリンターで出力してみるなど試行錯誤の思い出が語られ、目元がもっとやんちゃなデザインのヘボットが後のペケットになったり、ゴロリーマンは漫画版の『ヘボット!』を描いていた小ガエル先生の案から生まれたものであったという秘話が語られた。

続いてはヘボットの生みの親、岡香織の声優起用について。この日のイベントにも、バンダイナムコの社員ではなく「エース・オカ役」の肩書で登壇した岡が、ただの会社員なのにと恐縮する中で石平監督は「最初はお遊びで、クレーム対応係としてアニメに実名で出ていたのですが、気づいたらこんな事になっていましたね」と、原作付きではないオリジナルアニメならでは展開の仕方に笑みを浮かべた。

そんな『ヘボット!』は、ライター6名と6本ずつのシナリオ会議が行われていたようで、”何月に放送される○話と✕話にはこのオモチャが出る”という決まりがあった中でお題を出し合っていたが、作品の後半になるとストーリーが詰まっていく中でオモチャの発売時期がズレそうになったり、発売されないといった想定外の事態も起こっていたようだ。

さらにここで井澤が「放送日から3ヶ月の間のオモチャの売れ行き次第で、次の年があるのか決まると聞いたのですが」と切り込むと、關山は「放送時期が10月番で、丁度3ヶ月後にクリスマス商戦を迎えるので」と明かす。石平は「それもあってなのか、9月中旬から放送スタートしましたよね。内容が決まり出したのは4月頃で、ギャグアニメだからこそできるきついスケジュール感でしたけど、そのスピード感は良かったです」と振り返った。

そして、今イベント「サンライズフェスティバル2021」のポスターデザインについて話題が移ると、数々のサンライズ作品をおさえて『ヘボット!』がセンターに配置されていることに石平監督も驚いたようで、關山が「毎年企画を考えている方が、『ヘボット!』をどうしても入れたいとポスターをデザインしたら、結果センターになった」と経緯を明かした。

ここで『ヘボット!』よりお知らせがあり、

●TV放送開始5周年を記念して、『ヘボット!』がYouTubeにて毎週配信中!

9月19日(日)より、毎週日曜日あさ7:00にプレミア配信+2週間アーカイブ配信中。「BN Picturesチャンネル」をチャンネル登録してアニメを振り返ろう。

【公式】BN Picturesチャンネル
https://www.youtube.com/c/BNPictures

 

●『ヘボット!』5周年記念 “本気のボールペン” が、Makuake限定で発売!

ヘボット!がボールペンになって帰ってくる!ヒーローの書き心地(アクリルペンスタンド付き)の応援購入企画スタート!
期間内に申込数が300個を超えれば発売決定となり、500個を超えた場合は追加特典として、『限定スペシャルカード』1枚が追加される。
https://www.makuake.com/project/heybot/
※上限は555個までだが、上限突破した場合はまた何か考えるとのこと。

といった情報が告知されると、井澤が「ボールペン注文してくださいね!私もさっき注文しましたし!!」とアピールした。

トークショーの最後には、この日の登壇者から一言ずつ挨拶が述べられた。

關山「5年前に放送が終わった作品でも、こんなにもたくさんの方に応援に来て頂いて大変嬉しく思います。今後もどういう形か分からないですけど色々と企画を考えていきますのでよろしくお願いします」

 

岡「今日は『ヘボット!』の商品を沢山持ってきて頂けたり、小さいお友達も見に来てくれていたりしてとても嬉しいので、引き続きご愛顧いただければと」

 

井澤「本日はTOHOシネマズの中でも一番大きいスクリーンで上映していただけたそうで、たくさんの方にお会いできて嬉しかったです。5年間、皆さんが好きでいてくださったおかげで、關山さんがスタジオの神棚にヘボットを飾っていただいていると聞きまして。皆様のおかげでヘボットが神様になりました!10年目も皆さんでお祝いしたいので、ずっとずっと好きでいてくれると嬉しいです」

 

石平「準備期間を含めると6年ほど前には、今日のような感じになっているとは予想もしていなかったのですけど、今までたくさん上映会もやらせていただいていて、次やる時には何か新作を引っさげて…みたいな話もしていて、そういったことも考えていますのでよろしくお願いします」

と今後の展開にも期待を持たせながら締めくくり、会場に詰めかけた多くのファンから盛大な拍手が送られた。

 

■「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION『ヘボット!』上映回」概要
日時:2021年10月7日(木)19:00-21:00
会場:TOHOシネマズ新宿
出演:
監督:石平信司
プロデューサー:關山晃弘
ヘボット役:井澤詩織
エース・オカ役:岡香織

上映話数:
第44話 「劇場版ヘボット!って、ナニそれ?」
第48話 「ネジが島さいごの日」
第49話 「さよならヘボット」
第50話 「にちようびのせかい」

※『ヘボット!』で演出/絵コンテを担当された鈴木勇士さんが、2021年9月9日にご逝去されました。この日上映された作品にも、鈴木さんのお名前がクレジットされておりました。ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

©BNP/BANDAI, HEYBOT! PROJECT, メ~テレ

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