「バンド・デシネ」連載第12回目は、『スマーフ』について取り上げる。
『スマーフ』の作者は、ベルギー出身のバンド・デシネ作家ペヨ(本名:ピエール・クリフォール)。伝統的なバンド・デシネで、作者の死後もシリーズは続いており、アニメ化もしている。
スマーフとは造語で、ヨーロッパのどこかにある、悲しみのない森に暮らす青い肌をした架空の種族のことだ。リンゴ3つ分の背丈しかなく、こびとか妖精のようなものだろうか。聞いたことはない人でも、このユニークなキャラクターを見たことがある人は多いのではないだろうか。どれもかわいらしい見た目なのだが、何百歳の者もいるのだとか。
きのこの形をした家はすごくチャーミングで、実際に建てて住んでみたらものすごくハッピーになれる気がする。本物のきのこをくりぬいたものやキノコ型の石造りのものもある。建築家の方、どなたか作ってもらえませんか。
こんな集落、ほんとうにあったらステキ。日本のどこかの山の村長さんにお願いして、村おこしとして、この悲しみのない集落づくりを企画して欲しい。悲しみのない世界というものはどういうものなのか。子供も大人も想像力をくすぐられる。私たちの生活に喜怒哀楽はつきもので、現実には不可能かもしれないが、この集落に行ったら、ものすごく癒される気がする。
<連載第11回はこちら>
【漫画 × バンド・デシネ!】その⑪ エルジェの『タンタンの冒険』
(C) Peyo
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