2016年7月にTVアニメ化され人気を博した『SERVAMP-サーヴァンプ-』の劇場作品、劇場版『SERVAMP-サーヴァンプ-』-Alice in the Garden-の公開記念舞台挨拶が、4月7日（土）に東京・新宿バルト9で開催され、司会の柳原哲也(アメリカザリガニ)と、声優の寺島拓篤（城田真昼役）、梶裕貴（クロ役）、下野紘（有栖院御園役）、堀江一眞（スノウリリイ役）が登壇した。

『SERVAMP-サーヴァンプ-』は、契約した人間から血をもらい命令をきく、“SERVANT（下僕）”と“VAMPIRE（吸血鬼）”の物語を描く、田中ストライクによる作品（掲載「月刊コミックジーン」)。劇場版では、監督はTV版からの続投となる中野英明、脚本は『弱虫ペダル NEW GENERATION』を手掛けた久尾歩、アニメーション制作はTV版も制作したプラチナビジョンが務めている。

登壇者が劇場公開された感想を述べた後、今回は上映後のトークとだけあって、作品について踏み込んだ話も展開していく。 寺島はTVアニメ終了後しばらく経ってからの劇場公開となったものの、関連イベントなどもあったため、このメンバーが揃うのもの自然に感じている様子。下野は本作の劇場を聞いた時に最初は嘘かと思ったそうだが、ファンレターでも続編を希望する声が届いていたそうで実現できたことを喜んでいた。舞台挨拶に立つのが初めてという堀江が「やっている人はやってるんだぁ」と述べると、「別に趣味でやってるんじゃないから」とツッコミが入り会場が盛り上がる。

また、マスコミによるフォトセッションが終わったタイミングで、まだ時間に余裕があるということで、突発的に堀江が映画マナーの注意喚起を行なう流れに。キャラを演じながらの”注意喚起”で堀江は、本日の天候に始まり、”ポップコーンをコラボドリンクで流しこむ”こと、マスコミが使用するような業務用ビデオカメラで”無駄に”撮影しないこと、劇場内でのイチャつき禁止などをアナウンスした。

最後に一言ずつ挨拶があり、梶からは「家族の物語なので、ご家族を誘って遊びに来てもらえると嬉しいです」と再度の来場も呼びかけられ、イベントは盛況の内に終了した。

『劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』は4月7日(土)より絶賛劇場公開中。

【イントロダクション】
サーヴァンプとは、契約した人間から血をもらい命令をきく、“SERVANT（下僕）”の“VAMPIRE（吸血鬼）”。大元となる真祖は“怠惰”・“傲慢”・“嫉妬”・“憤怒”・“強欲”・“暴食”・“色欲”の7人存在し、城田真昼は“怠惰”の真祖 ――超引きこもりニート系吸血鬼・クロと契約する。2人の前に現れたのは、存在しないはずの8人目“憂鬱”を名乗るサーヴァンプ・椿。その日から真昼は、吸血鬼同士の争いに巻き込まれることとなった。

【ストーリー】
椿が姿を消し、平穏な日々を取り戻したのも束の間──突然、街に季節外れの雪が降り出す。もしかしたら、この異常気象も吸血鬼に関係のあることかもしれないと思った真昼は、イヴたちを集めるべく“色欲”の主人・有栖院御園にも声をかける。しかし、御園からは今、自分は動くことができないから、後で合流するという、珍しく歯切れの悪いものだった。そして、それっきり連絡がとれなくなってしまった御園を心配した真昼たちの前に現れたのは、兄の御国。──有栖院家がひた隠しにする“色欲”と“嫉妬”にまつわる過去。封印されていた御園の記憶がいま紐解かれる。

【スタッフ】
原作：田中ストライク「月刊コミックジーン」連載（KADOKAWA刊）
監督：中野英明
脚本：久尾 歩
キャラクターデザイン：山中純子
総作画監督：山中純子　小林利充
プロップデザイン：杉村友和
アクション作画監督：才木康寛
美術監督：黛 昌樹
色彩設計：山上愛子
撮影監督：浅川茂輝
編集：木村佳史子
音楽：川井憲次
音響監督：亀山俊樹
主題歌アーティスト：OLDCODEX
アニメーション制作：プラチナビジョン

【キャスト】
城田真昼：寺島拓篤
クロ：梶 裕貴
有栖院御園：下野 紘
スノウリリイ：堀江一眞
有栖院御国：柿原徹也
ジェジェ：津田健次郎
リヒト・ジキルランド・轟：島﨑信長
ロウレス：木村良平
千駄ヶ谷 鉄：小野友樹
ヒュー・ザ・ダーク・アルジャーノンⅢ世：村瀬 歩
オトギリ：種﨑敦美
有栖院御門：一条和矢
洞堂永介：髙橋孝治
宇佐美三月：福原綾香
ユリー：七瀬彩夏
マリー：千本木彩花
少女：中原麻衣

©田中ストライク・KADOKAWA/SERVAMP MOVIE PROJECT