2018年2月10・11日に千葉・幕張メッセにてゲームファンとゲーム大会の祭典「闘会議2018」が開催された。本稿では、10日にバンダイナムコエンターテインメント特設ブースで行われた「レイゼロ放送局 闘会議出張版！」の模様をお届けする。

『レイヤードストーリーズ ゼロ』は、2037年、ARシステム「LayereD」と「ACT」の発展により社会生活が様変わりした渋谷を舞台に、アニメ・ゲーム・マンガと多方面で展開するクロスメディアコンテンツ。

この日のステージには、MCの百花繚乱と、大橋聡雄（『レイヤードストーリーズ ゼロ』アニメ監督）、手塚晃司（Project LayereD総合プロデューサー）、そして柳晃平 (ユウト役）、巽悠衣子(クレア役）、加隈亜衣(レイチェル役)、市来光弘 (タクマ役）、中島唯 (ユウト・少年期役）、高野麻里佳(ミシャラ役)らの豪華声優陣が登壇した。

前半はゲームの魅力をわかりやすく紹介するゲームパート、そして後半は大橋監督や声優陣をまじえ、実際にアニメーションを見ながら裏話なども披露するアニメパートに分かれて、プレゼンテーションが行われた。

まずゲームパートでは、「レイゼロ放送局」メインパーソナリティーの市来光弘と中島唯、そしてこの日のゲスト・高野麻里佳が中心となって、新規ユーザ向けにゲームの説明がなされた。市来が「LayereD技術」「ACT」といった専門用語を解説しながら、アニメとゲームが交差する本作の魅力について熱く語る。そして、この日時点でプレイヤーレベル111を誇る”高野プロ”が赤メガネをかけて、実際にスマートフォンを操作しつつ、来場者やニコ生視聴者といった”卵たち”にゲームのバトルシステムやコツを教えこんでいった。

続いては、闘会議2018に合わせて期間限定で開催されていたイベント「メモリアチャレンジ」に、メモリア役の中島が挑戦。高野プロの後にはやりたくないとしりごみをしていたものの、悠々とメモリアを1体撃破してFINISHさせた。また、市来も3分以内にクリアしなければいけないというタイムアタック形式で「メモリアチャレンジ」に臨んだが、こちらも残り10秒まで焦らしながら撃破する余裕のプレイぶりを見せつけた。

ゲームパートが終わり、一旦小休止を挟んだ後に、後半のアニメパートへ。ここからはゲストがさらに増え、声優の柳晃平・巽悠衣子・加隈亜衣と、大橋監督が登壇した。アプリ内でも観られるアニメ映像が流れている間、ニコ生配信ではそのアニメ音声のみが聞こえていたが、会場ではゲストたちがオーディオコメンタリーのように、シーンごとの感想や収録秘話などを語っていく。

昨年、本作の主演オーディションで見事主役を射止めた柳は、作中で大先輩の諏訪部順一演じるキャラクターに命令するシーンもあることにいたく恐縮している様子。4話から収録に参加したという巽は、新人声優とは思えない堂々とした演技に感嘆したようだが、その柳が2話の収録でいきなり遅刻したエピソードも披露され、いじられ役として周囲から愛されている様子も垣間見えた。

また、アニメ第1話の完成直前に、東京の地名を示す道路標識の表記に誤りがあることが発覚し、大急ぎで修正したこともあったと大橋監督が明かすと、苦労を共にした手塚プロデューサーも深く頷く。ミシャラの楽曲が流れるシーンで音楽に合わせて自然と振りを披露していた高野は、アニメ第１話完成披露試写会で被っていた金髪のウィッグがことのほか重かったと述懐していた。

【レイゼロ】「君と夜のアンチノミー」ミシャラ（CV高野麻里佳）プロモーションムービー

イベント終盤には、手塚プロデューサーのPCに格納された「秘密」フォルダから、アニメのプレスコ時に使用された貴重な絵コンテ等も流され、通常のアフレコ収録とは異なる手法ならではの苦労話が声優陣から語られた。

2時間を超える長丁場のステージの終わりには、この日の登壇者から来場者・ニコ生視聴者へ感謝の言葉が述べられ、盛況の内にこの日のイベントは幕を下ろした。

【レイゼロ】「レイヤードストーリーズ ゼロ」プロモーション映像≪ゲーム編≫

【レイゼロ】「レイヤードストーリーズ ゼロ」プロモーション映像≪アニメ編≫

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.