12月22日(日)、東京・北とぴあのさくらホールにて、土岐隼一初となるライブイベント「The Party」が開催された。イベントはシングル「Party Jacker」同様にクリスマスをコンセプトに実施され、ライブのほかに仲村宗悟をゲストに迎えトークコーナーも行われた。
■土岐隼一 初ライブイベント「The Party」ライブレポート
12月22日(日)、東京・北とぴあのさくらホールにて「Shunichi Toki Xmas Special Event “The Party”」が開催された。5月15日(水)にポニーキャニオンよりアーティストとしてデビューした土岐隼一の初のライブイベントとなった本イベントの2部・クリスマススペシャルライブの模様をお届けする。
クリスマス直前の日曜日、“これぞパーティー”と名付けられた本イベントは、11月6日(水)にリリースしたシングル「Party Jacker」と同様にクリスマスをコンセプトに実施。「クリスマスに限らずパーティーやお祭りのワクワク感を届けたい」という土岐の想いを元に、会場は金のリングの輝くきらびやかな装飾で集まったゲスト(観客)たちを出迎え、これから始まるパーティーへの期待感を高めていった。
まずはトークパート。この日のためにかけつけてくれたトークゲストの仲村宗悟を呼び込み、仲の良さがうかがえる軽快なオープニングトークが繰り広げられた。
そして早速企画コーナーへ。まずは乾杯のための「特製! クリスマスカクテル作り!」。カクテル作り初心者の2人が、中身のわからない材料でお互いに贈るオリジナルカクテルを作っていく。仲村が土岐に贈った”思いのほか(?)おいしくできた“「ディープブルー」と、土岐が仲村に贈った”やっちまった“「コスタ・デル・ソル」でパーティーは始まった。
続いては与えられたシチュエーションと締めの言葉で行う「即興一人芝居対決!!」。お客さんの拍手によって「からあげと卵焼きの戦い」を演じた土岐が勝利。
最後は「英語を喋っちゃだめよゲーム」で対決。前半、お互いなかなか英語を言わない攻防戦が繰り広げられるなか、土岐1回、仲村3回の英語を喋り土岐の2連勝。負けた仲村は「Xmasの甘い思い出」で1人芝居という罰ゲームに挑戦。バイト後に待ち構えて渡したプレゼントはなんとリボンで巻いた自分だったという衝撃のオチに、会場は大盛り上がり。最後に2020年3月11日(水)に発売予定の仲村の2ndシングルの告知も交え、前半のトークパートを締めくくった。
待望のライブパートの幕開け。最初のナンバーはもちろん『Party Jacker』。ミラーボールの回るギラギラした照明の中、光沢のあるジャケットスタイルにドレスアップした土岐が現れると会場から歓声があがる。先ほどまでの柔らかい表情が嘘のようなきりっとアーティスト然とした表情で、時おり観客にクラップを煽りながらビッグバンド調のキラーチューンを歌い上げ、会場のボルテージを一気に引き上げた。
「(ペンライトが)赤一色の会場を見られて嬉しい! 集まってくれてサンキュー!」と集まった観客に感謝を伝えるオープニングMCをに続き、2曲連続の歌唱。先ほどとは一転、ステージの端から端までゆっくりの歩きながら30歳となった土岐の等身大の想いを会場のひとりひとりに語り掛けるように歌う『僕らには有ったよなぁ』、そしてどこか懐かしさのかおるミドルテンポのメロディーに、土岐の熱を持ったボーカルが甘く絡む『Afterglow』は、タイプの違う大人な姿を見せた。
ここでお楽しみ企画として土岐の大好きな曲をカバーするパートへ。米米CLUBの『浪漫飛行』では会場を飛び出していきそうなほど伸びやかな歌声を届け、「Wow」という掛け声では「一緒に!」と観客を遥かなる旅へと誘い、MISIAの『つつみ込むように…』では、広い声域とエモーショナルなファルセットを存分に生かしてソウルフルに歌い上げた。
さらに、ここで「クリスマスをコンセプトにしていながら、王道のクリスマスソングを1曲も歌っていない」ということで、ゲストの仲村を再び呼び込み、2人でWham!の『Last Christmas』を歌うことに。2人は時折パートを分けながらハーモニーを奏で、会場は思わぬ大きなクリスマスプレゼントに聴き惚れた。
「2人で歌ったのは意外と初めてだった!」と互いをたたえた熱い抱擁を交わし仲村を送り出したあとは再び自身の歌のパートに戻り、満を持してデビュー曲『約束のOverture』へ。はじまりの曲でありながら、新たな挑戦ということで情熱的なダンスを交えつつ、意志の強い目で安定感のあるパフォーマンスを届けた。
「激動の1年、常に元気をくれた皆さんへの感謝をお返ししたい」と贈るラストナンバーは『Time with You』。自身のラジオのイメージソングであり、人気も高い1曲。ピアノの旋律と土岐のまっすぐで澄んだ歌声に、涙をぬぐうファンの姿も目立った。「ありがとう! これからもよろしくお願いします!」と本編を締めくくった土岐に、ファンは盛大な拍手と「ありがとう!」という声援で応えた。
鳴りやまないアンコールに、土岐とバンドメンバーがステージに戻ると会場の盛り上がりは最高潮に。メンバーの紹介を経て、「みんなで歌おうぜクリスマス!」という声を合図に『Party Jacker』が始まった。土岐は1曲目よりさらにハイテンションに「まだまだ盛り上がろうぜ!」と煽り、会場全体を笑顔にする。その姿は、まさに”パーティージャッカー”だった。最後はバンドメンバーとラインナップ。BGMが止み「本日は誠にありがとうございました!」と生の声で観客に感謝を伝え、パーティーを締めくくった。
「これが僕らしい」と以前から土岐が語っていたように、全く違うジャンルの曲で全く違う表情を見せ続けた今回のライブは、土岐の引き出しの多さを感じさせる一夜となった。今後はどんな一面を見せてくれるのか、これからの土岐のアーティスト活動にも注目だ。
■土岐隼一クリスマスコンセプトシングル「Party Jacker」リリース情報
アニメイト初回限定盤(CD+特典DVD)
価格:2,700円+税
収録曲数:3曲+インスト
商品仕様:三方背BOX入り 、豪華24Pフォトブック封入
映像特典:デビュー&バースデーイベント「約束の30verture」ダイジェストムービー(70分収録予定)
きゃにめ初回限定盤(CD+特典DVD)
価格:2,700円+税
収録曲数:3曲+インスト
商品仕様:三方背BOX入り 、豪華24Pフォトブック封入
映像特典:1st写真集「precious time」メイキングムービー(60分収録予定)
アニメイト通常盤(CD ONLY)
価格:1,800円+税
収録曲数:3曲+インスト
きゃにめ通常盤(CD ONLY)
価格:1,800円+税
収録曲数:3曲+インスト
■YouTube 試聴動画
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