日本酒の擬人化に松本零士らが参戦! 「日本酒ものがたり」、美樹本晴彦イラストの純米大吟醸も販売中!!
「日本酒ものがたり」は、”にほんしゅものがたり”ではなく、”にっぽんさけものがたり”と読む。ゲーム会社・オルトプラスが立ち上げた、日本酒文化の発展を目的としたプロジェクトで、日本酒の歴史や背景をベースとした「ShuShu」と呼ばれる擬人化キャラクターを作ることで、新たな物語を生み出している。
日本酒キャラを描く”絵師”は、イラストレーターだけに留まらず、漫画家・アニメーターなど多種多様で、その多様性はキャラクターの造詣に反映されている。これは、日本酒好きであったり、プロジェクトの趣旨に興味を持った作家を集め、実際に対象の日本酒を実際に飲んでもらうなどして、酒質や味を理解した上でイラストに落とし込んでいるためだ。作家陣も類を見ないほど豪華で、日本人なら誰もが知っている松本零士をはじめ、ヤスダスズヒトやささきむつみ、さんば挿、jitari、月神るな、藤堂裕、富沢和雄といった面々が名を連ねている。
以下に、擬人化された日本酒のキャラクターをいくつか見てみよう。
■日本酒の擬人化キャラクターたち
「田酒 特別純米酒」のShuShu
キャラ名:田酒 泉心(たさか せんしん)
作家:松本零士
蔵元:青森県 西田酒造店
「特別純米 妙高山」のShuShu
キャラ名:高山 妙(たかやま たえ)
作家:ヤスダスズヒト
蔵元:新潟県 妙高酒造
「媛人A/END START 純米吟醸」のShuShu
キャラ名:クラーク
作家:猫将軍
蔵元:愛媛県 千代の亀酒造
「純米大吟醸 色おとこ」のShuShu
キャラ名:渡辺 藤丸(わたなべ ふじまる)
作家:あづみ冬留
蔵元:岐阜県 渡辺酒造店
各キャラクターのプロフィールも凝っており、例えば生まれ年はその蔵元の創設年であったり、好きな食べ物はその日本酒に合う、オススメ料理が設定されている。
■特別ラベル酒も登場!
また、美樹本晴彦が描いた副将軍 純米大吟醸「明利」は、明利酒類のオンラインショップにて600本限定で販売中だ。
▼副将軍 純米大吟醸 無濾過原酒 明利(あかり)
http://www.meirishurui.com/online/hukusyougun_akari/
キャラクターのラベル酒は現時点でも明利以外にいくつか開発されているようだ。
「司牡丹・船中八策」のラベル酒
キャラ名:八策(やさく)
作家:jitari
蔵元:高知県 司牡丹酒造
「華姫桜 しずく媛 無濾過純米吟醸原酒」のラベル酒
キャラ名:桜 雫(さくら しずく)
作家:富沢和雄
蔵元:愛媛県 近藤酒造
「特別純米 妙高山」のラベル酒
キャラ名:高山 妙(たかやま たえ)
作家:ヤスダスズヒト
蔵元:新潟県 妙高酒造
■マチ★アソビにも出展!
5月5日から5月7日まで徳島県で開催された「マチ★アソビ vol.18」にも「日本酒ものがたり」がブース出展し、徳島の蔵元である斎藤酒造場の「御殿桜」と、本家松浦酒造場の「純米原酒 水ト米」の特別化粧箱入り日本酒が販売されていた。
マチ★アソビ用に用意させていただきました日本酒全て完売&試飲分も全て終わりました!皆さまありがとうございました!(酵母3号 pic.twitter.com/G5jQjD8q8S
— 【公式】Project_ShuShu (@Project_ShuShu) 2017年5月6日
こちらはマチ★アソビ2日目にて完売するほど盛況だった模様。次回のマチ★アソビに出展するかは不明ではあるが、これほど人気があったようならば秋にも期待したい。
キャラクターグッズの通販も行われており、株式会社コインのサイトで缶バッジやタペストリーなどを販売している。
このように丹念につくりこまれたキャラクターは現在16種類。
今後も誕生するキャラクターたちが、日本酒業界の盛り上がりを牽引する存在になることに期待したい。
(C) AltPlus Inc.
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