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AKIBA’s GATE 小野賢章さん特集
連載第1回「舞台・役者業」について

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AKIBA’s GATEでは日本のポップカルチャーを広く伝えるため、声優・役者やアニメ監督といった方々に当サイト独自のインタビューや取材企画を行なっており、第1弾では声優の井澤詩織さんにご登場いただきました。

その第2弾の特集として、舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVEが東京/大阪で開催されるにあたり、俳優・声優・歌手として活躍されている小野賢章さんにインタビューを敢行いたしました。舞台や役者・歌手業、そしてプライベートまで様々なことをお伺いした、貴重な連載記事となっております。

連載第1回目のテーマは、「舞台・役者業」について。現在公演中の舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVEの稽古・練習のお話から、学生時代の思い出、そして役者業への向き合い方を語っていただきました。

 
– 本日は大変お忙しい中にも関わらずお時間を作っていただき、ありがとうございます。すでに舞台『黒子のバスケ』OVER-DRIVEの稽古期間に入っているかと思われますが、稽古は順調に進んでいますか?

順調です。バスケットボールの舞台なので、今はどういう風に人が動いていくのかとか、場面ごとの立ち位置などを確認しています。第1弾公演の時同様、実際にバスケのチーム練習もやっていまして、前回はチーム戦で負けましたけど、今回は勝てているみたいです。ただ、僕はチーム練習には一度も参加できていなくて。

あと、先日はお休みの日に代々木公園に行って、知らない人たちとストリートバスケを初めてやりました。相手もガチンコなので、僕たちは全然勝てなかったですね(笑)。
共演者の中にバスケもコミュニケーションも上手い人がいて、「どうやってやります?」って交渉をしに行って、「じゃあ5対5で、勝ち残り制でどんどんやって行きましょう」となって、自分たちのチームの順番になったらコートに入って、と。

新参者なので強い人とかに、舐められたりするんですよ。その中で、「俺いつもここにいるんだぜ、俺のコートだぜ」みたいな雰囲気を出している白髪のおじさんがいて、「何だこいつ? コートはお前のものじゃないだろ!」って思ったんですけど、その人もちょっと上手くて、なんか悔しいなぁって。
おっさんにやり返せるまで上手くなるか、二度と会いたくないかのどっちかだなぁって(笑)。皆、そのおっさんには「大人気ないよね、あの人!?」みたいに腹が立っていて、ブーブー言ってました(笑)。

 
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– なんだか楽しそうですね(笑)。

楽しかったです(笑)。そのおっさんが他のチームと戦っている時に僕らは遠くの方で見ていて、「負けろ!負けろ!」って(笑)。でも今は稽古にも入っていますし、おっさんのことはもう忘れます(笑)。
やっぱり一番夢中になっていることは仕事ですし、仕事をしないと生きていけないですからね。ありがたいことに今年は舞台も結構やるので、ちょっと今年中にもう一回やるというのは難しいかなぁ。

 
– 運動自体は得意な方ですか?

運動神経は良いのですが、これが得意と言えるようなやりこんだスポーツはないですね。

 
– 体操も1年間ほどしかされていないとのことでしたが、それでバク宙までできるようになるんですね。

バク宙は多分2週間くらいでできるようになりました。でも小4の頃のことで、子どもは吸収が早いので、習いに来ていた周りの子も皆できてましたね。

仕事が入るようになってからは、運動自体ほとんどできていないですね。でも、やはり20代後半になると体を動かさないといけないなぁと感じていて、この間時間が空いた日にボルダリングに行ってみたりしました。
役者仲間で行ってみたんですけど、皆ちゃんとできていますよね。簡単なのはすぐにできますけど、難易度が上がっていくと途端に難しくなるんですよ。
中くらいのレベルを超えてきたあたりから腕が疲れてきて、先日は中の上ぐらいの難易度までしか行けなかったです。

僕の握力はそれほど強くないのですが、インストラクターさんが「初心者は握力に頼ってしまうが、握力は重要ではない。慣れてくると、身体の動かし方が分かってくるから楽になる」と仰るんです。
でも、その方の腕がムキムキなんですよね(笑)。

 
– 小野さんもそんな風に鍛えたいと思いますか?

夏になると思います。ある程度筋肉が無いとTシャツが似合わないので。ただ、ずっとマッチョでいたいということはないですね。

 
– フォトブックに収録されている写真を拝見すると、身体がすごく仕上がっているなと思いました。

撮影時期には少しパンプアップとかしましたけど、もともと筋肉質なのか太らないですし、撮り方次第というところもあるかと思います(笑)。やはり身体は細い方がシルエットが綺麗に出ますし、それでゆったりした服を着るスタイルが好きだったりします。

 
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– 夏というと、日焼けはされない方ですか?

赤くならずに黒くなるタイプで、すぐに日焼けしちゃいますね。ただ、今は忙しいので本当に焼けないなって(笑)。それに、黒くなってから白くなるのに時間がかかってしまうので、あまり焼こうとは思わないですね。黒くなるのは一瞬なので、そういう役が求められることがあったら焼きます。

そういえば、以前出演させていただいた、映画『DIVE!!』を撮影していた時の焼け方はひどかったですね(笑)。ずっと屋外にいましたし、乾燥もすごかったです。撮影終わりにコンビニでコラーゲン飲料を飲んでいたのですが、1,000mg入っているものより10,000mg入ってる方がすごく効くんです。違いに驚きました。

 
– もともと水泳をされた経験はあるのですか?

アルバイトで、市民プールの監視員をやっていました。おじいちゃんとかおばあちゃんばかりが泳いでいるようなプールで監視をしつつ、休憩時間に泳いだりしていました。学校の授業ではクロールが一番得意で、それ以外の泳ぎ方はあんまりでしたね。

監視員のアルバイトは、地元の友だちがやっていたんですよ。高校を卒業した時にアルバイトどうしようかと悩んでいたら、その友だちが「プールの監視員やっているけど、楽でいいよ」って(笑)。
大きなプールの監視員は相当大変だと思うんですけど、僕がやっていたのは市民プールなので楽な方だと思います。それでも夏休みシーズンになると小さな子供達も来るので、溺れそうになっている子を見つけて飛び込んで助けたりしていました。

 
– その子からすると小野さんが命の恩人ですから、今も感謝されているかもしれませんね!

いやいや、そこまで大ごとではなかったので(笑)。

 
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– 役者業もそうですが、本当に色々なことをされていますよね。

そうですかね…(笑)。一般職やサラリーマンのようなこともやったことないですし、子どもの頃からずっと役者をやってきているので、それ以外のことはあまりやって来なかったなと自分では思っています。

 
– 以前、そういったサラリーマンのような仕事は自分には合わない、と仰っていましたが、今もそう思いますか?

思っていますね。やはり飽き性なんです。大体どんなこともある程度進めたら「もういいかな」と思ったりして。だから今の仕事は1つ1つの作品が短いスパンで切り替わっていくので、そういう意味ではすごく自分に合っていると思います。趣味に関しては広く浅くなので、ひとつのことにオタクになれるものが欲しいなとずっと思っているんですよ。

 
– 今までで一番極めたものはありますか?

いやぁ〜無いんですよね……。バンド活動も高校の3年間のみでしたし、恐らく色々な物事に対して興味がありすぎるのでしょうね。それに、物事を極めるには時間がかかるじゃないですか。
今はそこに時間を割けられないな、と思っている内にどんどん気持ちが離れていっちゃたりするので。

実は最近興味があることが出てきまして。ガラス容器の中に植物を入れるテラリウムというやつです。
先日売られているものをたまたま見つけて、これは何だろうと調べたら自分でもどうやら作れるようで、作り方も色々書いてあって、すごく素敵だなと。いつになるかは分からないですけど、一度イカついテラリウムを作ってみたいですね(笑)。植物が結構好きなのですが、今は自宅に観葉植物が一つも無いので、ちょうど何か置きたいなと思っていたところなんですよね。

それと、僕はマーベル作品が本当に好きで、映画もほとんど観ていますしDVDも持っています。マーベル展にも行くぐらいで、ホットトイズのアイアンマンフィギュアも買いました。
僕の中のマーベル作品TOP3は、『アイアンマン』、『キャプテンアメリカ』、『スパイダーマン』ですね。ロバート・ダウニー・Jrが格好良すぎます。

 
– 今上映している新作(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス)は観に行きましたか?

今日の夜、仕事終わりに観に行こうかと思っています(笑)。
こういう仕事をしているのですが映画は字幕派で、吹き替えではほとんど観ないんですよ。生の俳優の声を聞きたいですし、声優さんでも吹き替えで鑑賞される方は少ないかなという気はします。

自分も洋画の吹き替えをしていますが、吹き替え作品を観て勉強しようと思ったことはあまり無いかもしれないです。それは子どもの頃の経験によるものかもしれませんが、逆にアニメの方が苦労した思いがありますね。

 
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– 以前、アニメの場合だと役をゼロから自分で作り上げなければいけない、と仰っていましたね。今でも苦労されていますか?

今も苦労しています。正解が無い仕事なので、悩まなくなったら終わりだと思いますけど。

 
– 現在ご出演されているアニメ『恋愛暴君』の藍野青司くんは、役柄が難しそうですよね。物語の展開も早いですし、急に刺されたりとか(笑)。

難しかったです(笑)。シリアスとギャグがポンポンと交互に並んで出てくるので、役者の気持ちが繋がりにくい部分が結構あったりしました。
すごく真剣な台詞を言っている最中にいきなりギャグでツッコむなんて、普通に生きていて無いじゃないですか(笑)。そういうことが起こると、どんな風に感情を持っていったら良いのだろう、という点は苦労しますよね。

 
– 舞台ですと現実に近い話が展開されていきますが、アニメですと場面毎の切り替えが激しいですよね。そういったところの役作りに苦労されるということでしょうか。

そうですね、割り切れればいいのですけど。『恋愛暴君』はツッコミがあって、突然シリアスが来てみたいな作品の雰囲気があるので、こういう作品なんだって割り切れれば、すんなり演じることができます。
ずっとシリアス展開が続いていく中でいきなりギャグが入ってきたりすると、「あれ?ちょっとどうしよう」となったりとか、それまで演じてきたキャラとは全然違うような、作り上げたものに全く無い要素が入ってきたりすると、悩んだりしますね。

 
– 悩まれた時はどうしますか?

監督に聞きます。「どうします?」とか「どんな気持ちでやったらいいですか?」と。勿論自分で考えてから現場に行きますが、演じてみて腑に落ちなかったら監督に聞きますね。
共演者には、「これはこうだよね」といった話はしますが、やはり作品をどう作りたいかは監督が一番上にいるので、監督がやって欲しいと思うものに応えるのが役者だと思っています。役者が出していかなきゃいけない部分はあるにしても、第一に考えなきゃいけないのは、監督がどんな風につくりたいかというところなので。

 
– 作品ごとにはそのように監督が決められますが、役者業全般に関して悩まれた時はどなたかに相談しますか?

あまり無いですが、するとしたら役者の友達や先輩に相談しますね。
以前、出るか出ないか悩んだ番組がありまして、それを山寺宏一さんに聞いてみたら「出ろ出ろ」と。「全部経験だし、出てみて間違ったならそれはそれで経験になるし。俺も出てみて、これ出なくて良かったなと思うこともいっぱいあるから」と言っていただいて、「よし分かった、出よう!」と思ったらその番組の企画が無くなったことはあります(笑)。
それで、山寺さんに「ありがとうございました。でも話が無くなっちゃいました」と報告したら「ワォ!」って返ってきました(笑)。

 
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– 山寺さんといえば、『おはスタ』のような番組から仕事が来たらどうされますか?

僕は子ども向けに「わぁー!」ってやれるタイプでは無いかなと思います。基本的にすごくスロースターターな性格なんですね。
舞台でもそうですが、あまり”できない姿”を人に見せたくないというのがあって。舞台の稽古中でも、「本気でやってみよう」という時に噛んだりしたくないんです。
「これは行ける」というタイミングが自分の中であって、それが人より遅めなので、この性質はちょっと自分の良くないところだなと思っています。子どもの頃はがむしゃらにやっていたと思いますけど、いつの頃からかそういう風になって。

だから、初めてお仕事をご一緒する方には「こいつ大丈夫かな」って思われることが結構ありますよ。でも、ちゃんと結果を出せば良いかなと思っていますし、最後に向けての伸びしろが凄いので、その伸びしろを見てほしいですね(笑)。

 
– 舞台ですと、ある程度の期間に渡って公演がありますよね。初演と千秋楽ではやはり違いますか?

違うと思いますね。勿論初日から100%を目指してやっていますが、満足してしまったらその後に変化が無いので。そこからどのように100%、110%、120%と上げていけるのかなと常に考えていて、その結果、最後の方が良くなっているように見えるかなと思いますね。

 
– 舞台を全通されるファンの方もいらっしゃると思いますが、そういう方はより深く実感するでしょうね、最後が一番良かったって。

まぁ、それはどの舞台もそうですよね(笑)。僕の舞台に限らず、最初よりも最後の方が回数をこなすごとに良くなっていくのは当たり前なので。
それが逆に、舞台の楽しみではあるかなとは思いますけどね。僕個人としては演技が良くなっていくというより、自分が気になったところを潰していく感覚の方が強いですね。
なので、自分の芝居が劇的に良くなったと思うことはほとんど無いです。

 
– 『黒子のバスケ』OVER-DRIVEは2作目ですから、前回公演を一緒にやった役者さんと久しぶりにお会いしたと思うのですが、改めて何か言われたりしますか?

僕に関しては、あんまり言われないです。ただ、僕のスロースターターぶりはもうとっくに共演者にバレているので (笑)、「本気出るのが楽しみだな」みたいな雰囲気を感じます(笑)。

 
– 小野さんのスイッチが入るのはいつ頃からでしょうか。

それは……出せたら出したいですけどね(笑)。でもそろそろ出します。ようやく板に付いて、明日初めて通し稽古をやるので、明日からいよいよギアを上げていく感覚です。

 
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小野賢章さんの特集連載、次回以降は小野さんの内面やプライベート、趣味などに迫っていきます!
お楽しみに!

 
 
 

小野賢章 Kensho Ono

1989年10月5日生まれ、福岡県出身。アニモプロデュース所属。子役としてデビュー。映画『ハリー・ポッター』シリーズ日本語吹き替え版にて、主人公のハリー・ポッター役を担当。舞台・映画・アニメ・ゲームをはじめ、2014年からは歌手活動も開始し、ジャンルを越えて活躍中。

 
 

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