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【漫画 × バンド・デシネ!】その㉗ レイモン・マッシュロの『クロロフィル』

「バンド・デシネ」連載第27回目は、レイモン・マッシュロの『クロロフィル(Chlorophylle)』について取り上げる。

『クロロフィル』は、ベルギーのレイモン・マッシュロにより、1954年から制作された作品。舞台設定は、ヨーロッパの自然界にあるコケフレドゥイレ動物王国。主人公は頭脳明晰で気前がよく勇敢な赤毛のヤマネ、クロロフィル(Chlorophylle)。クロロフィルは日本語にすると「葉緑素」という意味で、パンダのように目の周りを黒い輪が囲っているのがチャーミングポイントだ。

親友はネズミのミニマムで、その他にもウサギやフクロウ、カワウソなど愛嬌ある小動物の数々が登場する。その可愛らしいキャラクターとは対照的に、ストーリーは風刺的な内容となっており、人間社会の縮図を動物で描き出している。

宿敵は、権力と贅沢に欲深い、黒くて大きなラットのアントラシテ。公証人の猫セリメンは、命と引き換えに、肉を持ってくることを主人公たちに強要する。サギの公爵夫人は、国王であるネズミのミトロン13世の王位を狙う。

擬人化された動物たちは、河井リツ子の『とっとこハム太郎』のように、見ているだけで心癒される。それでいて、これらの動物たちのリアルな人間関係にも興味は尽きない。子供も大人も存分に楽しめる作品で、長年にわたり人々に愛されている。

 

<連載第26回はこちら>

【漫画 × バンド・デシネ!】その㉖ ヴィクトル・ウヴィニョンの『バルべ・ルージュ』

 

 

©

Raymond Macherot

 

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