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【スペインで見つけた日本のマンガ】その⑬ 吉住渉の『ママレード・ボーイ』

15回にわたり集中連載した「第35回バルセロナ国際コミックフェア」。訪れた会場のあるスペインで、人々は驚くほど多くの日本のマンガに親しんでいた。スペインの本屋で実際に見つけた日本のマンガを紹介していくこの連載第13回目は、吉住渉の『ママレード・ボーイ(Marmalade Boy)』について取り上げる。

『ママレード・ボーイ』は、スペインでもジャンルが認知されている”SHOJO Manga”の雑誌・「りぼん」で1992年から95年まで連載されていた。近親者同士の恋愛や夫婦の交換といった、通念上ご法度な恋や家族の形に、読者はハラハラドキドキする。

ちなみに、自然界の猿は血が濃くならないような行動を取ることが見られる。また一方、世界各地の王家などでは血統にこだわるために近親婚の例があるが、血縁が近いと子どもに悪影響が出る可能性があるといわれ、近代以降では減っている。

チンパンジーはパートナーを交換することがあるとされ、原人も同じような行動を取っていたのではないかという説もある。世界を見渡すと、アフリカの一夫多妻制やその逆となるチベットの一妻多夫制など、様々な家族の形がある。

倫理的な立場から賛否両論あるだろうが、既成概念を壊すというアプローチはクリエイティブだ。主題歌の歌詞に「甘くて苦い」とあるように、『ママレード・ボーイ』というのは妙味あふれるネーミングだ。

週末にまったりと、ママレードジャムでトーストをいただきながら、読書にふけるというのも乙かもしれない。

 

<連載第12回はこちら>

【スペインで見つけた日本のマンガ】その⑫ 藤子・F・不二雄の『ドラえもん』

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