TBSがYouTubeにて配信したアニメ情報番組『新スキイモ！』から生まれた声優ユニット「トキメキ感謝祭」の3rdライブ『トキ祭“グランデ”～5月のエモーション～』が、5月21日(日)、東京・有楽町朝日ホールにて開催された。「トキメキ感謝祭(以下、トキ祭)」のメンバーはM・A・O、村川梨衣、伊藤美来、広瀬ゆうき、石田晴香、山崎エリイ、豊田萌絵、白石晴香の8人。7月から放送予定のTVアニメ『アクションヒロイン チアフルーツ』に、全員が声優として参加する。

本稿では、初めて「トキ祭」のメンバー8名が集結した3rdライブの、昼公演の模様をご紹介する。

■全員の個性が光るソロパフォーマンス

ライブは、山崎による「天国のキッス」からスタート。当時の松田聖子の持つ清楚さを体現するような、可憐な歌声が会場に響き渡った。山崎と入れ替わりで現れた広瀬は、「まちぶせ」を熱唱。楽曲のしっとりした雰囲気を表現しつつも、笑顔で観客の手拍子を誘い、一体感のあるひと時をつくりあげてゆく。続く3曲目は、伊藤が所属事務所のオーディションでも歌った名曲、「赤いスイートピー」。情感あふれる伊藤のパフォーマンスに寄り添うように、客席は一面の「赤いサイリウム」に包まれた。

曲の合間には、M・A・O、伊藤、石田、白石による「フルーツ」をテーマにしたクイズ大会が行われた。客席参加型の企画に、和気あいあいとした時間が流れる。

ここで再びライブコーナーに移り、豊田が「くちびるNetwork」をキュートに歌い上げた。楽曲への愛情が伝わってくるような豊田のステージの後には、村川が登場。軽快なトークで観客を湧かせた村川は、5曲目となる「北ウイング」で、会場の雰囲気をガラリと変える、クールな歌声を披露した。

村川、広瀬、山崎、豊田が登場した2度目のクイズ大会を経て、ライブは終盤へと差し掛かる。「プレイバック part2」で華麗なダンスを見せつけた白石のパフォーマンスに続き、石田が「FU-JI-TSU」を歌唱。過去の恋について歌いながらもどこか可愛らしさを感じさせる同曲の世界に、観客を引き込んでゆく。8曲目にはM・A・Oが登場し、1stライブでも披露した「少女A」を、さらにパワーアップした表現力で歌い上げ、会場を圧倒した。

■アニメ『アクションヒロイン チアフルーツ』の最新情報も明らかに

ソロパフォーマンスの後には、アニメの最新情報も発表となった。会場ではまず、『アクションヒロイン チアフルーツ』の新PVが公開。あわせて、OP曲『情熱☆フルーツ』とED曲『陽の当たる場所』を、「トキ祭」が歌うことが発表された。なお、こちらのOP曲を収録した主題歌CDが、8月2日(水)に発売となる。

また、アニメ先行上映イベントの開催も決定となった。こちらの詳細は追って発表となるので、続報を楽しみに待とう。アニメ本編は7月6日(木)からTBSにて、7月8日(土)からBS-TBSにて、それぞれ放送開始予定となっている。

■アンコールではお馴染みの曲を披露

当日のアンコールでは、オリジナル曲「トキメキ！アンセム」が披露された。8人全員でこの曲を歌うのは初めてだったが、観客席からは色とりどりのサイリウムが振られ、終始コールが飛び交う大盛り上がりのパフォーマンスとなった。そして、いよいよライブはエンディングに。

大きな歓声に包まれながら、ステージを後にするキャスト陣。約2時間の公演があっという間に感じられた「トキ祭」3rdライブは、盛況のうちに幕を下ろした。

■セットリスト

M-01　天国のキッス／山崎エリイ
M-02　まちぶせ／広瀬ゆうき
M-03　赤いスイートピー／伊藤美来
M-04　くちびるNetwork／豊田萌絵
M-05　北ウイング／村川梨衣
M-06　プレイバック part2／白石晴香
M-07　FU-JI-TSU／石田晴香
M-08　少女A／M・A・O

【ENCORE】
EN-01　トキメキ！アンセム／「トキメキ感謝祭」(M・A・O、村川梨衣、伊藤美来、広瀬ゆうき、石田晴香、山崎エリイ、豊田萌絵、白石晴香)

©チアフルーツ製作委員会