大ヒットを記録したアニメ映画『この世界の片隅に』を手掛けた片渕須直監督の過去作『マイマイ新子と千年の魔法』の原作小説が、同氏の解説付きで文庫化する。芥川賞作家・髙樹のぶ子による原作小説『マイマイ新子』は、昭和30年代の山口県国衙(こくが)を舞台とした物語。『この世界の片隅に』と同様に日常を丁寧に表現している作品で、ヒット作のルーツとして、再注目を浴びている。
文庫版には片渕須直監督の解説に加え、浦谷千恵作画監督の描き下ろし挿画が付く。刊行日は6月8日(木)。
■『マイマイ新子』(ちくま文庫)内容紹介
新子はマイマイ(つむじ)をピンと立て、妹や友達と今日も元気に
■片渕須直監督の解説(抜粋)
ようやく『マイマイ新子と千年の魔法』という題でアニメーション
「映画に作るときにどういうふうに変えていただいてもかまわない
――それは『切なさ』なんです。
と、髙樹さんは続けられた。もはや意外とも思わず受け止めること
■ちくま文庫『マイマイ新子』
著者:髙樹のぶ子
刊行日:6月8日(木)
定価:本体680円+税
解説:片渕須直
挿画:浦谷千恵
関連リンク
COMMENT コメント