“聖地巡礼”という言葉が定着してから、多くの人々が作品の舞台を訪れるようになった。今やアニメは自宅にとどまらず、”実際に足を運んで”楽しむものになりつつある。この企画では、アニメの舞台になった地域や、アニメにまつわる街中の風景をレポートする。日常に溶け込む「アニメの景色」を、のんびり楽しんでみてほしい。
■ジャパニメーション発祥の地、練馬
今回は練馬区をピックアップする。「アニメ」というと、別の地域をイメージする方が多いかもしれないが、練馬区は日本初の長編カラーアニメ映画『白蛇伝』や『鉄腕アトム』がいち早く制作されたこともあり、”ジャパニメーション発祥の地”と呼ばれている。
東映アニメーションがある大泉学園駅前には、「大泉アニメゲート」という観光スポットが存在する。こちらには、練馬区とゆかりが深いアニメ作品の紹介や、『銀河鉄道999』の星野鉄郎とメーテル・『うる星やつら』のラムちゃんなどの銅像が並んでいる。
大泉学園駅の発車メロディは、『銀河鉄道999』のテーマ曲。駅の改札を抜けると、「車掌」が挨拶してくれる。
ちなみに、練馬区の複数のスポットにはアニメキャラクターが描かれた「駅前観光案内板」が設置されている。石神井公園駅には、『ど根性ガエル』のキャラクターが登場。作品に登場する公園は、駅付近の石神井公園がモデルなのだとか。
余談だが、石神井公園は散歩にもオススメのスポットだ。漫画『孤独のグルメ』でも、主人公がふらりと石神井公園を訪れ、食事をするエピソードがある。
「駅前観光案内板」は全部で20種類。ほかにも豊島園駅(Yes!プリキュア5GoGo!)・中村橋駅(ゲゲゲの鬼太郎)・ 練馬高野台駅(あしたのジョー)などで、キャラクター達がお出迎えしてくれる。練馬区にお越しの際は、こちらを探してみるのも一興だ。
COMMENT コメント