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祝・DVD-BOXプロジェクト全仕様達成! 『ヘボット!』オールナイト上映会のトークショーレポートをお届けヘボ!!

10月14日(土)深夜、東京・テアトル新宿にて、「ヘボット!脳もとろける?オールナイト!上映会」が開催された。

『ヘボット!』は2016年9月から本年9月まで、メ〜テレ・テレビ朝日系列にて毎週日曜あさ7時より放送されたTVアニメ作品。今回の上映会は、日本のアニメ100周年を記念して発足したプロジェクト「アニメNEXT_100」の一環として開催された、「アニメフィルムフェスティバル東京2017」内にて実施されたもの。

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アニメ本編上映前には、司会進行役として關山晃弘(プロデューサー)が、そしてゲストとして石平信司(監督)、冨岡淳広(シリーズ構成)、井澤詩織(ヘボット役)、田村奈央(ネジル役)らが登壇して、作品にまつわる様々なトークを展開した。

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「イエーイ!みてるよー!」と、自身のTwitterでお馴染みとなりつつある挨拶をした石平監督に続いて「おはネジよう!」と井澤・田村が挨拶すると、客席からは黄色い歓声が飛びかう。作品にまつわるトークに入る前に、まずは来場者全員が気になっていた「ヘボット!DVD-BOX〜プロジェクトH~」に関する報告がなされた。

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これは、『ヘボット!』DVD-BOXの予約受注数が3,000個を超えると、”夢の超豪華ハリウッドセレブ仕様”として、DVD-BOXのおまけにBlu-ray BOXがつくという、訳のわからないプロジェクトだ。申し込み〆切4日前となる10月11日(水)時点での予約数は2,823個となっており、ファンは固唾を呑んでその推移を見守っていたが、この日発表された申込み数はなんと3,654個! この報告を受け、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、来場者は登壇者とともに歓喜の瞬間を味わった。なお、10月15日(日)の〆切後に発表された申込み数は6,432個となっており、1日間だけで約3,000個積み増した結果となった。

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興奮収まらぬままトークショーに入ると、最初のトークテーマは、アニメを一年間走りきった感想について。石平監督は「オールナイトに来れるお客さんがこんなにいるとは、始めた当初は考えてないこともないこともなかった」と、”子ども向け”作品ながら多くの成人ヘボット!ファンがいることに感謝するとともに、劇場内には自作のぬいぐるみなどを持ち込んでいるファンも多数居ることを受け、この会場は愛に満ちていると喜ぶ。冨岡は「最終回に『かたづけだいすき!ペボッちょくん』が出せて良かった」と満足げな表情を浮かべ、田村は「キャストと毎週会っているのが当たり前だったので、それが無くなってしまうのが寂しいです」とコメント。

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井澤は「今は一年間放送する作品が少ないので、アフレコ中は”まだ10話……まだいっぱいある……”とカウントしていましたが、ある時を境に”もう終わっちゃう”となってしまって…」と振り返った。また、最終回直前に『ヘボット!』が終了してニュース番組になることを知った一部ファンが”打ち切りになった”と反応していたことについても触れ、「最初から全50話だって言っていましたから! ちゃんと終わったんだよ!」と強調し、会場の笑いを誘った。

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続いてのテーマは、『ヘボット!』で印象に残っていることについて。ここで井澤から「作中でのヘボットのサイズ感をあえてバラバラにしている、と監督から聞きました」と話を振られた石平監督は、「ヘボットは、サイズの整合性を考えるより画作りの面白さを重視していた。だから、そこは考察の対象には入りません(笑)」と回答。

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冨岡は、シナリオで唐突に生まれたというキャラクター・春風ムラキを挙げ、石平監督は33話『ハミガキしようぜ 牛肉、ミソッパ!』の回で、シナリオを読んで絵が浮かばなかったのは初めてだったと述懐した。また、『ヘボット!』はシナリオ会議にかかる時間がとにかく短かったようで、6本分のシナリオが15〜20分くらいで終わった回もあったとか。会議が終わるタイミングは、シナリオを提案された監督がクスッと笑ったら終わり、という大喜利のような雰囲気だった模様。

続いてのテーマは、”お気に入りの台詞”。田村は「うっぴょ〜!」と「ほんげ〜!」を挙げ、これは今も普段の生活で使っているようだ。井澤は49話『さよならヘボット』の「ネジルはヘボが守るヘボ!」を挙げ、「”ヘボが”と言っているところもポイントで、”俺様が”ではないんです」と解説した。また、事前にファンから募集していた質問より、お気に入りのキャラについて聞かれると、石平監督は田中、冨岡はマカロニ、田村はパチボット、そして井澤はいもチンプリンスと回答し、「チンこそは〜」という台詞を読み上げる際に、おやっ?と思ったそう。

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ここでスペシャルゲストとして、この宇宙を創り出した”始まりの者”であるエース・オカこと岡香織(from ぱんだい山)が登場すると、客席が大いに沸いた。岡は声優としての経験は無いものの、物語のキーを握る役として演じていたことについて、「クレーム対応のシーンが異様に長台詞だったのに、きちんと喋れていた」(井澤)、「すごく堂々としていて、声も通っていた」(田村)など、プロの目から見ても絶賛の声が。この賛辞を受け、岡は「クレームの電話は実際に受けているので(笑)、いつも通りでした」と胸を張った。

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また岡は、シナリオ会議で自身の恥部を晒しているかのようにボキャバトルのリストを出していたことについてどのように思っていたのかを聞くと、「作り手は、放送されるものがパンツを下ろしているようなものだから」(石平監督)。続けざまに、岡がスゴスゴインダーネジを提案した際の感想も求めると、さすがの石平監督も「”ケツをバシバシ叩くとめっちゃ喜ぶんです!”と言われても、どうすればいいんだろうと思って(笑)」と苦笑いで返した。

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ここで、「スゴスゴ IINDAYO T」や「HEBOトート」、「マカロニ風マカロニグラスマグ」、「2018年キャラクター集合ポスターカレンダー」などの、会場で販売されていた物販情報がお知らせされた後にさらなる発表が。なんと、『ヘボット!』の公式ファンブックが2018年1月頃に発売決定したとのことで、会場からは悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。

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また、「ヘボット!DVD-BOX〜プロジェクトH~」が全仕様達成した記念として、さらに緊急告知が2つなされた。1つ目が「もってけドロボー! 追加受注決定!!」ということで、DVD-BOXの受注期間が新たに11月10日(金)まで設けられることに。そして2つ目の告知として、初回の受注期間となる10月15日(金)までの申し込み者限定で、「ネジが島マイナンバーカード」が追加特典として収録されることが発表された。この発表を受けて、石平監督からは「考察から入った方、推しキャラを見つけて追いかけてくれた方、パロディの解析班など、色々な皆さんに支えられた結果です。ありがとうございます」と感謝の言葉が。

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※後日、さらなるラスト特典として、タンクトップ仮面の手ぬぐいも追加収録されることが発表された。

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トークショーの最後には、この日の登壇者から一言ずつ挨拶が述べられた。

「女性声優さんが少年を演じることに中学生くらいから憧れていまして、夢が叶って嬉しかったです。アリガッ・トウ!」(田村)

「放送が終わって2週間くらい経っていますが、まだこういう風に愛されているので、凄いなと思っています。またあの座組に戻りたいので、期待しています!」(井澤)

「46話『はたらくネジさん』は元々1クールの最後あたりに、井澤さんと田村さんと着ぐるみのヘボットが工場見学する実写回をやりたかった。色んなことがあって、ああなったのが唯一の心残りでした(笑)。ありがとうございます」(冨岡)

そして、石平監督が「本日上映する10本は、基本的に自分が選んだ愉快なセレクションとなっています。無理しないで脳を守ってね!」と締めくくると、詰めかけた多くのファンから盛大な拍手が送られた。

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「ヘボット!脳もとろける?オールナイト!上映会」上映話数

第15話 ネジが島クロニクルの巻
第31話 インネジクタス
第33話 ハミガキしようぜ 牛肉、ミソッパ!
第34話 流さネジられて
第35話 インスマ浜の呼び声
第44話 劇場版ヘボット! って、ナニそれ?
第47話 すべてがNになる
第48話 ネジが島さいごの日
第49話 さよならヘボット
第50話 にちようびのせかい

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© BNP/BANDAI, HEYBOT! PROJECT, メ〜テレ

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